海外法人サポートセンター

海外法人設立、法人口座開設、国際税務、海外送金、海外投資について

マカオ法人とカジノ その13

kaigaihoujin.hatenablog.com

前回の続き⇒

 

1年ぶりのマカオ法人関連記事になります。昨年、マカオでは香港同様、各主要銀行にて口座凍結・口座閉鎖の嵐がありました。

 

書類を丁寧に準備し、渡航して無事口座維持できた方もおれば、回答がまずく残念ながら口座閉鎖となってしまった方、最初から放置を決め込む方など、ざまざまでしたが、今年に入り、大分と動きが落ち着いたように思います。

 

マカオは香港以上に会社法の規制がゆるく、節税空間が大きいため、ランニングコストが多めにかかってしまうのが難点であるものの、実態が必要なビジネスを一定規模以上でされている方には極めて有効な選択肢です。

 

銀行情勢が落ち着いた今が狙い目です。

 

詳しくはメールよりお問い合わせください。

kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com

 

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オフショア銀行とは その13 公平な審査を求めて

kaigaihoujin.hatenablog.com

前回の続き⇒

 

従来、海外口座開設において、オフィシャルな要件の他に、銀行担当者の思惑、銀行全体のその時々の方針といった恣意性が成否に大きな影響を与えてきました。

 

審査ルールが明確化・標準化されるに従って、こうした側面が薄れるかに思われましたが、実際は逆でした。香港やシンガポールのように人数が集まる法域においては、各銀行、審査工数が膨大にかかるようになり、したがって、合格枠が狭まり、その分、顧客選定の恣意性が更に強く働くようになったのです。

 

むしろ、ルールの標準化によって、審査の公平性が向上したのは、オフショア銀行でした。非居住者向け専門サービスであるオフショア銀行にとって、文書主義の徹底は不可欠です。どのような書類が必要で、どのような手順と観点で審査すべきかが明らかになり、実務効率が格段に向上しました。

情報の少なさゆえ最初から利用者が限定されているオフショア銀行に合格枠の概念は必要ありません。さらに、オフショア銀行では、証券業務や保険業務を取り扱わないため、銀行側が口座開設と引き換えに成績を求めるインセンティブもありません。

 

そうした経緯から、敷居が高いように思われたオフショア銀行では、信用状態を書面で英語で示せれば、誰もが公平に口座開設できるようになったのです。

 

興味のある方はメールよりお問い合わせください。

property.investment@keemail.me

 

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オフショア銀行とは その12 ネオバンクによる業界活性化

kaigaihoujin.hatenablog.com

前回の続き⇒

 

オフショア銀行関連の前回記事から1年が経ちましたが、その間、伝統的なオフショア銀行においても、新興のネオバンクにおいても、口座開設と送金審査の手順がかなり整備されてきただけではなく、財務の盤石度は伝統勢力、操作性は新興勢力という様相がはっきりと見えてきました。

 

その間、弊社も、双方と提携することで、お客様の投資性向やビジネスの特徴に合わせて、彼らの強みを組み合わせたスキームを提案できるようになりつつあります。 

 

新しいプレイヤーが現れて業界が活性化することは、

商品開発を進める上で、非常にいいことです。

 

興味のある方は、メールよりお問い合わせください。

kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com

 

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安定したサービスの提供へ - ②海外法人サポートセンター事業拡大のお知らせ

kaigaihoujin.hatenablog.com

⇒前回の続き

 

2017年に続き、2018年も、海外法人を取り巻く環境が大変厳しい一年でした。

弊社はその冬の時代を乗り越えて、日本向けサービスの品質を回復させつつありますが、まだまだグローバルで見れば業界をリードできるレベルには達しておりません。

 

来年は、以下の重点施策によって、よりよいサービスを提供できるよう、誠心誠意努力させていただく所存です。

  • 新興オフショア法域および新興金融サービス開拓による標準商品力強化
  • 投資顧問業との連携によるインベストメントゲートウェイ機能強化
  • 会計士・税理士との共同開発によるタックス・プランニング力強化
  • 撤退・縮小予定の競合先の人材・ノウハウの取り込み

相変わらぬご高配を頂けますようお願い申し上げます。

 

寒さがひとしお身にしみるころとなりましたが、

みなさま、くれぐれもご自愛の上、新年を迎えられますようお祈り申し上げます。

どうぞ、良いお年をお過ごしくださいませ。

 

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年末年始の業務連絡

海外法人サポートセンターでは、年末年始にかけて
以下のとおり休業とさせていただきます。

 

2018年12月24日~2019年1月6日

 

メールでのご連絡はお受け致しますが、実務が発生する内容については、関連各国のクリスマス休暇および年末年始休暇の影響で、対応が遅れる可能性がございます。

 

ご不便をお掛けしますが、ご了承のほど、よろしくお願いいたします。

 

少し早いですが、皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

 

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さらに国際化する香港法人

海外法人サポートセンターは、弊社が日本語圏向けに開いている扉ですが、アジアを中心に様々な国籍の方からのお問い合わせが増えてきております。

 

日本と関係するビジネスをされている方もいれば、まったく無関係な方もおり、そういった方々とのコミュニケーションを通して、世界がますます一つになっていくと同時に、そのなかで数多くのビジネスチャンスが生まれていることを感じます。

 

観光、語学、雑貨貿易といった日常生活に近いものから、金融派生商品の共同開発や、行政を巻き込んだ技術支援や産業誘致のように社会の発展を裏から支えるものまで、様々なお話がございます。

 

それぞれのビジネスを、主に財務、税務、それに文書管理の視点から効率のいいスキームを提供するのが弊社の役目ですが、最近は香港法人のバランスの良さに改めて気付かされております。

 

秘書役業務のライセンス化、口座開設の難化、現金出入り管理強化などの環境変化によって、撤退・縮小を決める日本人向けサービスが多いご時世ですが、弊社は引き続きサービスを充実させていく方向です。

法人機能と裾野産業とインフラがこれほど充実しており、それゆえ、貿易、投資、節税のいずれをも少ない手間暇コストで実現できる法域は、世界中を見渡しても他にございません。

 

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海外求人案件 香港法人 証券会社 法人営業マネージャー

香港の地場証券会社から日本向けの貴重な求人が出ました。


業務内容: 資産運用、ポートフォリオの提案、部下管理

募集条件:日本の富裕層向けに海外投資関連の営業経験5-10年

契約形態:現地採用、パーマネント契約

給与体系:日経証券会社駐在員相当の基本給+成績連動ボーナス

募集人数:1名

勤務地:香港(日本、中国、東南アジア、欧州への出張あり)

語学:英語、中国語が堪能な方優先

ビザサポート:あり

 

待遇がよく、長く香港の金融業界でキャリアを積みたい方にとっては、またとない機会です。

 

詳しくはメールよりお問い合わせください。

kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com

 

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デジタル課税進まず

jp.reuters.com

 

EUは域内における米系大手IT企業の売上に対する「デジタル税」導入を巡る協議を続けてきましたが、利益移転により恩恵を受けている一部の加盟国の反対を受け、合意に至らなかったようです。

 

売上税の導入に賛成の国も、反対の国も、売上税の構造的欠陥がEU経済全体に与える影響より、富と産業が自国にもたらされるか否かに重きを置く姿勢が顕著に表すことになりました。

 

難しいことですが、そんな国益と国益のせめぎあいの中で、ボーダレス化とAI化が加速する時代に合った公平かつ効率的な税制が近い将来発明されることを、密かに期待しています。

 

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面談の価格 その4

kaigaihoujin.hatenablog.com

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対面でコンサルティングサービスを無料で受けて、納得してから海外法人を設立したいという問い合わせが、この頃また増えてきました。

 

匿名性を守りたい、あるいは大きな資産を守るためのスキームを取得したいから問い合わせているにもかかわらず、それを提供する相手に対して、まるで、匿名性を守ってはいけない、高度なスキームを開発してはいけないと言っているように聞こえます。

 

利用者が、本当にサービスが提供されるのか、それが自身に合ったサービスなのかを気にすると同時に、提供者は、本当に注文してもらえるのか、提供したサービスを犯罪に使われて厄介なことにならないかを気にします。

 

互いの視点を理解せずにいきなり過大要求を問い合わせをしてしまうと、最低限の返答さえもらえないかもしれません。

 

本ブログのコンテンツはすべて無料の情報提供ですが、問い合わせ回答、つまり個別事情を踏まえた法律調査やスキーム構築、実現性検証などは相談業務にあたりますので、すべて有料とお考えください。

そして、提供するサービスの性質上、第三者からの不要な介入を防ぐために、面談は一切受け付けておりません。予めご了承ください。

 

それが、長きにわたってサービスレベルを維持するための唯一の方法ですので。

 

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移民問題と政策 その2

kaigaihoujin.hatenablog.com

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前回、日本は移民全体ではなく、高技能人材と実習生や留学生アルバイトのみ受け入れる政策を取ってきたため、欧州先進国に比べて、社会秩序と既得権益を維持できたと書きました。

 

しかし、今後もこれが続くとは限りません。

デフレと賃金減少が続く日本を尻目に、ベトナムやミャンマーからの実習生たちは、時給がより高い台湾、韓国への出稼ぎを検討するケースが増えているという。

情報格差が縮まる世界にあって、日本は過去と比べて、あるいはアジアの他国と比べて豊かでないことに気づく人はどんどん増えます。

真面目に働くなら日本に行かない、行ってしまったら失踪したほうが得、というのでは、日本は、国・産業・企業のいずれのレベルにおいても、グローバル化する労働市場において、ますます競争力を失うことになります。

 

www.bloomberg.co.jp

 

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仕事のご依頼や個別相談をされたい方は、メールにて受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com

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