海外法人サポートセンター

海外法人設立、法人口座開設、国際税務、海外送金、海外投資について

オフショア法人

オフショア法人のコーポレート・ファイナンス その3

kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ とにかく節税したい そういう思いで海外法人サポートセンターにお問い合わせいただく方も多いです。 タックスヘイブンにある海外法人は、経費積み上げや評価額算出の自由度が高く、日本法人に比べて、納税額圧縮、…

タックスヘイブンからデータヘイブンへ その3

kaigaihoujin.hatenablog.com EU加盟国およびノルウェー、リヒテンシュタイン、アイスランドによる欧州経済地域(EEA)は、5月25日より、個人情報保護を大幅に厳格化する「一般データ保護規則(GDPR)」を導入しました。企業は名前やメールアド…

タックスヘイブンからデータヘイブンへ その1

タックスヘイブンにある海外法人は、伝統的に、法人登記の詳細を不明確にする方法で、あるいは、登記情報開示の条件を上げる方法で、経営者やオーナーの匿名性を確保してきました。 それゆえ、脱税やマネーロンダリングの温床と国際社会から批判を受けてきま…

海外法人の法人口座開設は本当に難しいのか その5

kaigaihoujin.hatenablog.com 前回のつづき⇒ 海外法人の口座開設全般について最後に書いたのが2016年8月ですので、あれからすでに1年半が経ちました。 この間、香港とセーシェルでは大きな会社法の改定があり、それに伴い、香港の銀行と主なオフショア…

場所にとらわれない働き方

オフショア法人を設立される目的が、実業、投資、節税の3つのバランスだとこれまで書いてきましたが、若い経営者の中には、結果としてこの3つの目的を達成するが、主目的が場所にとらわれない働き方だという方が少しずつ出てきました。 もともとオフショア…

プエルトリコでの口座開設 その1

外部環境が大きく変わりました。 プエルトリコでの口座開設に関心のある方は、 「その2」から記事をお読みになってください。kaigaihoujin.hatenablog.com 以下は、環境が変化する前の、「その1」のオリジナル記事になります。 CRS(共通報告基準)から少…

パナマ文書について その16

kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 世間的には昔話になったパナマ文書ですが、海外法人の利用者で、法人名や個人名が出た方は、昨年につづき、今年も申告漏れの対応に追われ、そして未来永劫つづく税務調査に頭を悩ませています。 www.asahi.com 名前…

共通報告基準(CRS)について その9 2018年から運用が本格的に始まります

kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 今年から、OECD主導の金融口座自動的情報交換制度(CRS)が日本や香港で始まり、海外の口座情報が日本の国税庁に自動的に送られるようになります。 昨年中頃から、香港の各行でも新規口座開設者と、既存口座保有者…

銀行口座のないオフショア法人 その1

オフショア法人は、法律上、社会的活動を営む組織体として権利・義務の主体となることが、認められています。 契約書は、当事者間の権利義務関係を定めるものですので、オフショア法人は、契約書の当事者になることができます。 これは銀行口座の有無とは関…

面談の価格 その3

kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ お客様であったとしても面談は受け付けておらず、ましてやお問い合わせ頂いたばかりの一見の方のご要望には到底応えられないと幾度にわたり書いてきましたが、最後の告知から1年あまり経っておりますので、再度そ…

貧しくなる日本をどう生き抜くか その6

kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 今年に入って、オフショア法人界隈の規制強化により、新規参入が実質不可能になったビジネスがあります。大規模な先行投資が必要で、オフショアビジネスの中でも花形でしたが、新たに挑戦することはもはやできなく…

香港での法人口座開設サポート内容が大幅に変わります。

オフショア法人の口座開設が年々厳しくなる中で、このたび従来のオペレーションの修正では対応しきれない大幅なルール変更が、HSBC香港やはじめ、香港の銀行間でありました。 今後は、少なくともこの先1年以内はオフショア法人+香港口座のシンプルなサポー…

大型ハリケーンがカリブ海のオフショア法域を直撃

www.bbc.com 50年ぶりとも100年ぶりとも言われる超巨大ハリケーンがカリブ海オフショア法域を直撃しました。空港や市街地が全壊した国・地域もあり、復旧までに膨大な時間を要すると思われます。 オフショア産業も事務所や社会インフラがあって初めてな…

現金の取扱い方

法人であれ個人であれ、社会活動を維持するためには、現金が手元にある状態を維持しなければいけません。現金の流れのみが、社会活動を支えているといっても過言ではありません。 ですので、日常生活と日常業務の目まぐるしいなかにあっても、どのような立場…

オフショアに沈む人たち

オフショアは、特定の法域に忠誠を示す代わりに守ってもらえる世界ではなく、セーフティーネットがない世界ですので、荒波の中自力で船を漕ぎ進めなければなりません。 海外事業がうまくいかず無念の撤退をされるのはなんら珍しい話ではなく、少しの費用をケ…

値上がりが止まらない口座開設 その2

kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 今週月曜日よりオフショア法人が香港で口座開設する場合の必要書類がまた一つ増えましたので、これから面接を受けられる方および今後新たに口座開設サポートを申し込まれる方から、その費用分だけ、値上げさせてい…

値上がりが止まらない口座開設

シンガポールにつづき、各オフショア法域、香港でも、オフショア法人の口座開設がほぼ不可能となりました。 まだ容易とされていた、非居住者オーナーの香港法人による香港での口座開設でさえ、失敗を見る機会が増えてきました。 個人口座については相変わら…

個人投資家が得をする海外投資 その15 

kaigaihoujin.hatenablog.com 今月に入り、保険会社の自主規制が進んだ結果、日本人がスムーズに購入できる数少ない良心的な商品のハードルがまた1つ上がりました。 個人口座ではなく、香港法人やオフショア法人の香港口座を活用してうまく切り抜ける余地は…

中国による爆買いはまだまだ進みます。

www.bloomberg.com 中国の海航集団がドイツ銀行株の持株比率を10%とし、筆頭株主に躍り出ました。 ここ10年、食品、繊維、資源、産業機器、自動車等の分野で中国による爆買いは世界中で進められてきました。 金融分野でそれがどこまで広がるかが、中国…

近くて遠い海外法人

海外法人と聞くと、まずは香港法人やシンガポール法人といった金融センターを思い浮かべる方が多いと思います。 少し詳しく調べたことのある方なら、セーシェル法人やBVI法人といったオフショア法人を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。 タックスヘイ…

【重要】2017年は香港での法人口座開設が一段と厳しくなります。 その5

kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 2月、3月ごろから一部導入していた銀行もありましたが、4月から香港の銀行は一斉に口座開設の審査基準をあげてきました。 法人口座、個人口座問わず、またHSBC香港や中国銀行、スタンダードチャータード銀行とい…

オフショア法人と知的財産権 その2

kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 前回は、知的財産権の海外移転による節税方法に対して、政府が先回りして対策を打ったと書きました。 しかしながら、オフショア法人が活用できるのは、知的財産権のからみで言えば、何も国際税務の分野に限った話で…

誠意とは何か

社会には秩序が必要であり、オフショアの世界では、純然たる文書主義と金銭至上主義の徹底がそれにあたります。そのためオフショア法人についてのトラブルを解決するには、往々にして、たくさんの書類とたくさんのお金を準備しなければなりません。敗戦処理…

情報にお金を払わない風潮

日本市場で仕事をする際に、ひしひしと感じるのが情報にお金を払わないという風潮です。 良質な判断を行なうためには、良質な情報が必要です。オフショア法人を設立すべきかどうか判断するためには、オフショア法人をどのように使えばどのような効果が出るの…

香港法人 その10

kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ オフショア法人の香港での口座開設が難しくなったと繰り返しお伝えしてきました。局所的に審査基準がゆるくなることはあっても、総論でいえば、きわめて難化傾向にあります。費用も準備の手間暇も半年前とは比べも…

マカオ法人とカジノ その7 タックス・ヘイブンの異端児

kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ タックス・ヘイブンは一般に、オフショア金融産業を除けば、小規模なリゾート産業と特定の作物の農業しかございません。そして、往々にして元英領の植民地であることも特徴としてあげられます。 一方で、マカオは、…

実は最強?!中国のオフショア銀行サービス その2

kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ アメリカのトランプ大統領が保護主義政策を取り始めたことで、米中の通商・為替リスクが顕在化し、世界経済の不確実性がさらに増しております。そんな中にあって、中国はしたたかにEU、イギリス、そして第三世界と…

共通報告基準(CRS)について その6

kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 共通報告基準(CRS)の実施により、非居住者の口座情報は居住国政府へ自動情報交換されるようになります。日本居住者の場合、たとえば海外法人名義で香港やシンガポールで開設した銀行口座や証券口座の情報は日本政…

シンガポールでの海外法人口座開設

香港でオフショア法人の口座開設が非常に厳しくなり、また中国リスクを避けるために、UOB銀行やDBS銀行などシンガポールの大手銀行に押しかける日本人が増えてきましたが、返り討ちに遭っています。 シンガポールは一昨年、香港と時期を同じくして、香港より…

オフショア法人のコーポレート・ファイナンス

セーシェル法人やベリーズ法人のようなオフショア法人では、口座開設銀行からほぼ融資を受けられないと以前に書きました。 大した金額を預金してくれるわけでもない怪しい非居住者にお金を貸したがる銀行は残念ながらございません。あれこれ裏技を使えば融資…

仕事のご依頼や個別相談をされたい方は、メールにて受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com

オフショア投資ブログランキングに参加しています。

にほんブログ村

人気ブログランキング