業界のことについて
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回のつづき⇒ オフショア銀行に限らず、コンプライアンスという言葉を耳にすることが多いと思います。そもそも、コンプライアンスとは何でしょうか? コンプライアンスとは、法令遵守のことで、企業や組織が法律、規制、ガイド…
ウクライナ情勢と中東情勢で世界が揺れる中で、 オフショア法人の設立が急増しています。 経済的・政治的な不安から資本逃避が進む従来のパターンに加えて、 不買運動リスクを抱えがちな多国籍企業および彼らと取引する仕入先や資本元が、 匿名性を上げて、…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き→ ブローカー経由ではなく、海外法人の会社秘書役と直接取引すると、法人運営と書類作成がはかどると数年前に書きました。 その間、法規制の複雑化および小口利用者減により、多くの日本人ブローカーが廃業して、直接…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回のつづき⇒ 2016年にパナマ文書、2017年にパラダイス文書と、 世界を揺るがすタックスヘイブン取引の機密文書漏洩が続いたことは、 遠い過去の記憶になっているかもしれません。 国際ビジネスや国際投資を円滑に進めることが…
kaigaihoujin.hatenablog.com →前回のつづき 海外口座開設は代理店ごとに割当られた枠数があるので、それを活用したほうが成功率があがると書きました。 そして、今回は、口座開設の費用が年々増加傾向にある理由について書きます。 ①人件費 国際課税の新た…
海外口座に詳しい利用者ならご存知かもしれませんが、口座開設をサポートする代理店に対して、銀行から一定の枠数が割り当てられていることがあります。今月はA社は5口座、B社は10口座といった具合で、銀行側の総枠数の増減および代理店の実績(口座開設件数…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 前回、ノミニー代理人と信頼関係を作ることが、ノミニーの仕組みを利用して匿名性を高める上でとても大切だと書きました。 注意深い方なら、そのときに「相場から大きく外れた安い費用で、身分を何も明かさずに申し…
弊社のデータで統計をとったところ、海外法人を設立して、最初の3年を乗り越えられた(3回目の更新を行えた)方ほど、その後長く海外法人を活用して、そのメリットを享受いただけております。幅広くお取引させていただけているおかげで、業界全体の傾向と大…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回のつづき⇒ この難しい時期にリスクを取ってビジネスを立ち上げて、海外法人とこれから取引を始める方に、特に読んでいただきたい記事です。 本年も残り10月に海外送金に関する一連の記事を掲載してから、一段と日本国内から…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回のつづき⇒ 前回、弊社が申し込みフォームを設定しない理由を、セキュリティの観点から書きました。今回は、サービスの質の観点から書きたいと思います。 申し込みフォームがあるということは、業務が平準化されて効率的とい…
弊社のブログにたどり着く前に、他の業者のウェブサイトを通して情報収集された方は少なくないはずです。 そして、多くの方は、申し込みフォームに情報を入力して、カード決済すれば、 すぐにオフショア法人を設立できるようにウェブサイトが設計されている…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ コロナ不況の影響で、日本市場向けの海外法人設立業者の中で、いくつか廃業するところが出ております。 これまでにも何度も書いてきたことですが、日本市場向けの業者の多くは、専門性のない単なる仲介者にすぎませ…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 情報登録と文書管理が強化されても、 オフショアの匿名性が脅かされることはないと前の記事で説明しました。 それどころか、情報登録と文書管理の強化によって むしろ逆に、情報と資産の守秘性があがって来ておりま…
新型コロナウイルスによるロックダウンの経済へのダメージは計り知れません。 程度の差こそあれ、影響を受けない業界はないのではないでしょうか。 多くの企業が、配当金削減、支払い猶予延長、一時営業停止などでキャッシュフローを確保してこの不況を乗り…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ レンタル住所について相談が一番多いのは、海外法人の住所証明が必要になったときです。 このとき一番はじめにすべきことは、どんな住所の証明が必要かを提出要求元に確認することです。 オフショア法人の場合、登…
新年明けましておめでとうございます。 オフショア法人業界において、銀行口座の開設のみならず、法人設立にも、希望者の個人情報開示と信用状態が厳しく問われる傾向にあると、昨年、一昨年と繰り返し書いてきました。 しかしながら、そんな中でも、格安で…
デモが激化する香港ですが、そんな中で金融界に大きな変革が訪れつつあります。 香港HSBCは、8月1日より、通帳口座、明細書口座、個人口座並びにアドバンスインテグレーティッド口座等を保持している約300万人の個人顧客に対し、月次口座維持手数料の免除を…
主要オフショア法域では、口座開設時のみならず、 法人設立時においても、本人確認書類やビジネスプランの準備、 それら付随する認証・証明が求められることが増えております。 こうした動きの目的は、本音と建前のいずれにおいても、 正当なKYC手続きによっ…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ オフショアとオンショア間での送金審査が厳しくなる中で、 オフショアだけで取引を完結させる動きが出てきております。 商流の上流も下流もすべて一つの銀行、あるいは同一法域の銀行で口座開設することで、オフシ…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 2019年に入り、マネーロンダリング防止関連の規制強化の影響は、法人設立時のみならず、法人閉鎖時にも出始めています。 法人設立や更新時は、必要書類の要件が厳しくなかったものの、閉鎖時になり、いきなり個人情…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回のつづき⇒ 伝統的なオフショア法域と金融機関のみならず、後発のオフショア法域とネオバンクにおいても、KYCが日を追うごとに厳格化されております。 楽に法人登記と口座開設を行ないたい方は、特に急ぎましょう。 お客様が…
海外法人を使ったマネーロンダリングおよび脱税を阻止するために、オフショア国政と各種金融機関は、2017年から2018年にかけて、登記情報の管理強化、および口座開設・維持基準引き上げを段階的に行ってきました。 この間、業界全体として運用が安定…
海外法人設立や海外口座開設において、KYCというキーワードが登場して数年が経ちますが、世界的なマネーロンダリング防止の強化と、仮想通貨業界の勃興により、業界の標準業務プロセスとして定着し、世間的にも認知されるようになったのはここ1・2年の話で…
海外法人の利用者は、口座開設における合格枠の奪い合いだけではなく、オフショア政府のガバナンス強化により、各種登記変更や認証手続きにおいても、枠の奪い合いに晒されることになります。 身元確認できない利用者、犯罪の疑いのある利用者を市場から排除…
kaigaihoujin.hatenablog.com EU加盟国およびノルウェー、リヒテンシュタイン、アイスランドによる欧州経済地域(EEA)は、5月25日より、個人情報保護を大幅に厳格化する「一般データ保護規則(GDPR)」を導入しました。企業は名前やメールアド…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回のつづき⇒ 海外法人を利用して、契約主体の形式について匿名性を高めるだけでなく、契約内容や取引実態まで匿名性を上げるにはどうすればいいのでしょうか。 契約内容や取引実態は、電子媒体を介して作られますので、ずばり…
タックスヘイブンにある海外法人は、伝統的に、法人登記の詳細を不明確にする方法で、あるいは、登記情報開示の条件を上げる方法で、経営者やオーナーの匿名性を確保してきました。 それゆえ、脱税やマネーロンダリングの温床と国際社会から批判を受けてきま…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ CRSの運用が本格化の一方で、タックスプロモーターたちの決死の研究開発により、CRS対策も本格的に始まりました。 依頼主に焦点を当てて、国籍や居住地を変えるアプローチや、資産に焦点を当てて、その種類や所在地…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回のつづき⇒ 海外法人の口座開設全般について最後に書いたのが2016年8月ですので、あれからすでに1年半が経ちました。 この間、香港とセーシェルでは大きな会社法の改定があり、それに伴い、香港の銀行と主なオフショア…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 今年から、OECD主導の金融口座自動的情報交換制度(CRS)が日本や香港で始まり、海外の口座情報が日本の国税庁に自動的に送られるようになります。 昨年中頃から、香港の各行でも新規口座開設者と、既存口座保有者…