セーシェル法人はセーシェル共和国に登記された法人のことを指します。
そのままですね。
ところでセーシェルがどのようなところかご存知でしょうか。
ウィキペディアによれば、セーシェル共和国はアフリカ大陸から1,300kmほど離れたインド洋に浮かぶ115の島々からなる国家で、イギリス連邦の加盟国です。
もともと無人島だったところへ、7 - 8世紀にアラブ人が来航し、1502年にはヴァスコ・ダ・ガマの第二回東インド航海においてアラブ人が活動しているのが目撃され、そして、17世紀には海賊の基地となっていたようです。
1742年にフランスが探検隊を送り込んだ際、その当時の首相の名から、諸島の名前をセーシェル、最大の島をマへ総督からマヘ島と名づけられました。1756年にフランスが領有権を主張。しかし、1794年にはイギリス海軍のものになり、1814年にはイギリスも島国モーリシャスの一部として領有を主張した。以来、フランスとイギリスとの支配権を巡り対立していたが、1815年にパリ条約により、フランスがイギリスに領有権を譲渡しました。
まさに大航海時代から、欧州の近代史が凝縮されています。
法人税の課税がなく、決算も不要なタックスヘイブンという認識だけでは、実にもったいないですね。歴史を知れば、イギリスの金融網に組み込まれているということも自ずと知ることができます。断片的な知識のまる覚えではなく、流れで、物語で理解しましょう。
それだけではありません、セーシェルにはきれいなビーチとリゾートがございますので、旅行にもオススメです。インド洋の真珠と呼ばれているくらいキレイです。
旅行代理店の回し者ではございませんが、本当にオススメです。
余談が過ぎました。
次回はセーシェルの法人制度について書きます。