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セーシェル法人 その3 セーシェルは中国系?!

前回:セーシェル法人 その2 - 海外法人サポートセンター

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みなさんはどういった理由からセーシェル法人設立を検討されている、もしくは検討されたのでしょうか。 

1.日本で海外法人設立代行業者が多くあつかっているから、

2.日本と租税条約が結ばれていないから、

3.HSBC香港で法人口座がまだなんとか開設できるから、

こういった理由だけでセーシェル法人の設立を選んでいませんか?

 

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最新ニュースから考察してみましょう。

 

中国系キャッシュカード、クレジットカード最大手の銀聯(ユニオンペイ)が、世界中の観光地から40の国と地域を厳選し、加盟店で最大15%の割引を受けられるサービスを開始しました。

 

UnionPay International Initiates “40 Selected Tourist Destinations Worldwide” Preferential Program

 

富裕層の増加に伴い、グローバル観光市場が一気に拡大しそうです。

 

興味深いことに、この40の観光地には、オフショア法人で有名なセーシェルが含まれています。オフショア法人の更新料を政府の財源としている国と地域が多い中、観光資源に恵まれたセーシェルならではの強みです。

 

また、セーシェルは中国にとって地政学的にインドをけん制できる位置にあるため、中国から巨額の投資・援助を受けています。

そのため、セーシェルは日本と二国間租税条約を結んでおりませんが、中国とは結んでおります。

中国・セーシェル二国間租税条約を読み込むと、セーシェル側の代表が中国系移民であることが分かります。

 

こうやって見ていくと、セーシェルはイギリス系オフショアというより、中国系観光国としての色合いが強いことが浮かび上がってきます。

 

みなさんが、セーシェル法人の活用法を、別の角度から自分の頭で考えるきっかけになればと思います。

 

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