前回:海外法人活用例:中国オンライン英会話ビジネス - 海外法人サポートセンター
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マレーシアで面白い現地向けウェブ広告サービスを展開している方とお話する機会がございました。
マレーシア法人を通して現地で専門性の高いポータルサイトを運営し、現地顧客および日系マレーシア企業からの広告料を収益としているようで、シンガポール法人も持っているとのことでした。
てっきり資金流通の最適化と節税のためにシンガポール法人を活用されているかと思っておりましたが、話を伺うと、どうやら日本からの資金調達が主目的とのこと。しかも、すでに3億円を某ウェブ広告会社が母体のベンチャーキャピタルから調達済みとのこと。その界隈では大きいニュースになったようです。
若くして海外で起業し百人規模の会社に育て上げたその手腕は立派なものだと感心していると、次々とこれからのビジョンを語っていただき、こちらまでやる気が満ちてきました。
主目的が資金調達というパターンは恥ずかしながらこれまでに経験したことがなかったものですから、非常に新鮮な視点でした。マレーシアのみならず、タイ、フィリピン、インドネシアなどで実業をされる方にとっても、この視点は参考になるのではないかと思います。(じつは知らなかったのは私だけだったりして)
資金調達のための海外法人、という考え方を、これまでに弊社が培った海外法人の活用法と組み合わせることで、面白いサービスができるかもしれないと、帰りの飛行機の中で思わずほくそ笑んでしまいました。