海外法人の法人口座開設は昔に比べて本当に厳しくなりました。今はまだ一般人でも手が届く代物ですが、数年後は、本当に限られた人しか手が届かなくなるかもしれません。
弊社では今のところ成功率は100%ですが、これを維持するためには、事前にお客さんをスクリーニングし、口座開設の準備にコミットいただけると弊社が判断した方のみの申し込みを受け付けることを検討しなければならない日も遠くはありません。
弊社の方でも法人口座開設の準備にこれまで以上に気を回さなければならないため、値上げの検討が必要になってきます。
煽っているわけではなく、実際に審査基準がかなり厳しくなっています。特にオフショア法人を日本にいながら設立することを検討されている方は、タイムリミットを頭の片隅に入れながら動いたほうが良いと思います。時は金なり、早く動いた人が早く競争優位を築けます。
一方で、海外法人を設立し、法人口座も開設した後の動き方はまったく逆になります。苦労して作った海外法人だから、すぐに利益を上げてうまく活用し尽くしたいという気持ちは理解できます。しかしながら、洪水で水道管が破裂してしまうように、法人の事業のキャパシティを超えた大きな動きは、法人と口座の状態を著しく悪化させる可能性があります。特にオフショア法人を日本にいながら設立された方は、このことを念頭において動いたほうが良いと思います。
こちらも時は金なり、ですが、今度は長く待てる人が最後は勝つのです。