前回:パナマ文書について その12 - 海外法人サポートセンター
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パナマ文書には、日本人の名前が、パナマ法人やベリーズ法人、セーシェル法人、ケイマン法人、BVI法人など、有名どころのオフショア法人の所有者として堂々と登場しておりますので、オフショア法人のやましい活用を目論んでいた方にとっては、情報漏いの心配が絶えないのではないかと思います。
しかし逆説的に言えば、パナマ文書を無傷でやり過ごせた海外法人サポート会社は、それなりに情報管理がしっかりしているとも言えます。
たとえば、ある食品会社が産地偽装や賞味期限改ざんを行なっていることが明らかになれば、氷山の一角にならなかった類似のケースが沢山あるかと思います。その一方で、そういった悪知恵を使わず地道にいい食品を社会に提供しつづけている会社もあるということは、容易に理解できるかと思います。
怪しいイメージが先行するだけでなく、実際に悪知恵が働く者が多いオフショア法人業界において、真面目な業者が大多数とは言えないかもしれませんが、理屈は基本的に同じです。匿名性を大事とし、平常運転を続けられている業者もあるということです。