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海外法人の閉鎖手続は超重要です。その8ー海外法人と海外口座を作る前に考えておくべきこと

kaigaihoujin.hatenablog.com

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最初は投資なり、実業なり、節税なり、使いみちを想定して

海外法人と海外口座を作ったはずが、

思惑どおりに事が運ばず、数年もしないうちに、

審査書類作成の手間と毎年の固定費だけかかるお荷物に

成り下がっている場合が結構あります。

 

そのうちまた使うかも知れないけれど、目先のコストを節約したい

次の更新までに転売できればいいけれど、転売もそれはそれで費用もリスクもある

閉鎖費用が高いから本音は放置したいけれど、居住国政府へ個人情報晒されるのも嫌だ

・・・

 

いい解決策がなく、負と負のジレンマに陥り、

やもすると怒りの矛先も管理会社に向けがちですが、

法律と行政手順の前では、利用者も管理会社も感情は意味をなしません。

 

与えられた枠組みの中で、できるだけコストとリスクを抑えるやり方で、

いかにお荷物を処理してしまうか、

一緒に考え、一緒に取り組む必要があります。

 

枠組みからはみ出る行動は、想像以上に利用者にデメリットがあります。

 

過去に50万円の必要費用を支払わなかったせいで、

数百万円の資産凍結と数百万円の追加債務に加え、

居住国の行政機関、金融機関、取引先へ情報公開されてしまった例が、

直近で発生しています。

 

海外法人と海外口座を作る前に、

初期予算として50-100万円準備しておくだけでなく、

撤退予算として同額を準備できるか、少なくとも準備したいか考えておくべきです。

 

心の声がNOなら、失敗コストの許容度が低すぎて、

立ち上がる前から躓いて後悔するのが目に見えていますので、

いますぐ行動をとどまるべきです。

 

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