以前の記事で:海外法人活用法 【保存版】 - 海外法人サポートセンター
海外法人をうまく活用するには、居住地、法人登記地、サーバーなどの地点を分散させるべきだと書いたところ、
私がどこに居住しているのか、どこに居住するのが一番いいか、という質問を受けました。
まず私がどこに居住しているかですが、日本ではないどこかです。個別にお問い合わせ頂いた方には具体的にお伝えしてもいいのですが、参考にならない可能性のほうが高いです。
おそらく、どこに居住するのが一番いいかわからないから、もしくは好奇心から聞きたいのだと思いますが、これは本当に人それぞれシチュエーションや価値観によって異なりますので、一概には言えません。
アジアを飛び回る実業をするのなら、香港やマレーシアはいいでしょう。
たとえばフィリピンとしかビジネスしないのなら、シンガポール法人とフィリピン法人を設立し、フィリピンに居住するというのが、後々の展開、軌道修正がしやすいです。
お金があまりないけど海外移住を優先するのなら、若くしてリタイヤメントビザを安価で取れる国に移住し、どこかオフショアの法人や香港法人を持って、アフィリエイト収入に頼るのもありでしょう。
歯に物を挟んだような言い方になってしまいましたが、海外法人をどこで作るのか、という問いは、自身の居住地をどこにするのか、という問いと密接に関わってくる、という認識を持って頂ければと思います。
日本にいながらにして、海外で資産を運用し、節税も最大限行いたいという、昔からあるオーソドックスな方向に最終的に至ったとしても、上の点を思考プロセスに組み込むことで、より広い視野から人生設計できるようになるのではないでしょうか。
結局、何を選んでも辛いことはあるでしょうし、正しいかどうかなんて誰にも分かりません。
信頼できる情報を積極的に取りに行ったのか、その情報に基づいてきちんアクションを積み重ねていったのか、振り返った時に、自分の決定が正しかったといえるくらいに、その決定を正していく努力をしたのかにかかっていると思います。