香港法人の設立費用や投資の勧誘についてのページは探せばいくらでも見つかりますが、意外と香港法人の作り方について、設立までの流れを書いたページがなかったので、簡単にまとめてみました。
☆香港法人設立の流れ☆
香港法人含め、海外法人を設立したい動機を掘り下げる
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インターネットで香港法人のメリットやデメリットについて情報収集する
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香港法人設立代行業者のページ複数に問い合わせる
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値段が割安で、対応が腑に落ちると感じた業者に真剣度を伝える
基本パッケージ=設立費用+法人口座開設費用=25~35万円が相場
2年目以降の基本費用は30~45万が相場
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業者によっていくらか要求される前金を支払う(前金がない業者がいい業者というわけではない。業者側も新たなお客さんとして情報を提供するか見極める必要がある。業者にとってもものすごいリスク。)
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業者と秘密保持契約を締結する
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香港法人設立条件を業者と相談しながら決める。思いつく限り細かい確認事項を行う
(前金を受け取ったのに真摯に対応してくれない業者はその後の対応もずさん)
社名(英語名、漢字名)、取締役、株主、資本金、口座開設予定銀行、ノミニー活用の有無、郵送の有無、更新料、閉鎖費用など保証料の有無、決算費用の相場、支払い元と支払先、無料サービス、その他オプション、その後のサービスなどなど
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詳細見積を入手し、条件確認後、契約締結を行う
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法人登記が完了する
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法人登記資料を原本もしくはPDFで入手する。その後の手続きを自分で行わない場合がほとんどだが、その場合はPDFでも基本的に問題ない。
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法人口座開設のための事業計画書作成と、面接対策を行う。事業計画はできるだけ具体的に、実際に会社を動かしているのをイメージしながら書くこと。
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香港に渡航し、業者サポートの元、指定の銀行の、指定の支店で口座開設を行う。マネー・ロンダリングや所得隠しを疑われるようなキーワードは自重すること。
持ち物はパスポート、国際免許証(等英文住所を証明できるもの)、法人登記資料、事業計画書など。口座開設申込書は業者が書いてくれる場合がほとんどだが、そうでない場合はインターネットからダウンロードし、自身で記入する。
銀行ごとに初回デポジット額やクレジットカードの最低デポジット額があるので、事前に金額を確認し、その分の現金をかならず持参すること。
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基本的にその場で開設手続き完了。
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帰宅・帰国後、インターネットバンキングに登録し、デバイスをアクティベイトする。
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インターネットバンキングが使えるようになれば、法人設立業者の基本サービスは一旦終了しますので、念のため使えるようになった旨を連絡する
以上が香港法人の設立方法、香港法人設立の基本的な流れになります。
最短1~2週間で法人設立可能と短納期を謳っている法人設立代行サービスもありますが、上を見ていただくと分かりますとおり、一つ一つは簡単といいながらも、意外とプロセスが多いことに気づくと思います。
余裕を持って、3~4ヶ月前から動き始めることをオススメいたします。