前回:海外法人転売の舞台裏 その1 - 海外法人サポートセンター
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売り手にとって、海外法人転売のネックは買い手の信用と高い手続き費用だと書きました。一方で売り手にとってのメリットはなんでしょうか。
一つは、閉鎖や更新に関する一切の手続とコストから開放されることです。海外法人をこれ以上活用するモチベーションがないところに、そういった手続とコストは泣きっ面に蜂でしかありません。転売を行えば、よほどトラブルのある法人ではない限り、リサイクルコストはかからず、少しプラスになるでしょう。
そしてもう一つのメリットは、海外法人を設立したという実績が残るということです。報道が再び活発になったパナマ文書から、記録が残ることは悪いことだと捉えられる方がおりますが、その認識は物事の一面しか捉えておりません。実績があるということは、海外法人を活用できる人だと関係者から認識されるということです。そのように認識された方が海外法人のメリットを十分に享受できるよう、仕切りなおしてサポートさせていただくのも、弊社の仕事の一つです。
海外法人をうまく活用できずに手持ち無沙汰になってしまい、進退に迷われている方がおりましたら、メールよりお問い合わせください。
kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com
次回は転売の手続について少し掘り下げたいと思います。