前回:パナマ文書について その8 - 海外法人サポートセンター
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パナマ文書以降、オフショア法人の知名度が上がったせいか、パナマ法人やベリーズ法人、セーシェル法人などオフショア法人に関する問い合わせが増えました。
おかげさまで仕事が増えて嬉しい、という結果になればいいのですが、モサック・フォンセカ社のような情報漏えいがなければ、オフショア法人を使って資産隠しができるという考えを持っている人がまだまだ多いようで、手堅い、節度のあるやり方を勧めた途端に、失望感を露わにされたことが一度や二度ではありません。
おそらくインターネット上の海外法人設立業者の広告記事を、しかも少し古い記事を真に受けたから、そのような反応になるのだと思いますが、本人にとって新鮮な知識や先鋭的なアイデアが、その業界や領域をよく知る者にとって稚拙で、とうの昔に陳腐化したものであることは珍しいことではありません。
オフショア法人も一長一短ですので、期待しすぎず、用法用量を守ったほうが、後のトラブルが減っていいと思います。