シンガポールは、居住者である富裕層への優遇措置が厚く、実際に生活環境も非常に快適ですので、移住に適した国と言えます。そして、政策的にきな臭いビジネスをする非居住者向けのオフショアサービスを展開しておりません。シンガポール法人は、居住者向けの法人です。
これだけ聞くと、シンガポーおはお金持ちに優しいクリーンな法域と感じられるかもしれません。
しかし、皮肉なことに、ここ2年ほど、どことなくきな臭いビジネスで財をなした日本人が続々移住しているのもシンガポールです。
これが意味するところは、シンガポールは、きな臭い人たちがシンガポール法人を利用して財をなすことに反対するが、きな臭い人たちがなした財をシンガポール法人を通して持ち込んで、シンガポールで使うことについては大賛成だということです。
手を汚す仕事は他に任せて、一番きれいなところだけ自分のものにするしたたかな思惑が見え隠れするのは私だけでしょうか。
きな臭くないビジネスを展開していて、シンガポール法人の活用やシンガポールへの移住を考えておられる方がございましたら、相談に乗ります。
kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com