海外法人を活用する上で心がける「時は金なり」は一般的な、スピードを上げる、無駄な時間を使わない、といった意味以上の意味があります。
それは、何事をするにも「時間をかけてやる」ということです。スピードを上げたり、無駄を減らしたりして効率を上げることはもちろん重要ですが、長い時間をかけることが、いかなる複雑なスキームを的確に実行することよりも有効なときがあります。時間が問題を解決してくれます。時間をかけることでしか解決しない問題もあります。
案件が大きければ大きいほど、十分時間に余裕をもって動き出し、十分時間をかけて海外法人を活用してほしいと、繰り返し書いてきたわけですが、そのとおりに実行するのはなかなか難しいようです。