新型コロナウイルスによるロックダウンの経済へのダメージは計り知れません。
程度の差こそあれ、影響を受けない業界はないのではないでしょうか。
多くの企業が、配当金削減、支払い猶予延長、一時営業停止などでキャッシュフローを確保してこの不況を乗り切ろうとする一方で、ビジネスモデルとファイナンスが弱い企業から淘汰が進むことが予測されます。
オフショア業界においても、登記代理店のみならず、会計事務所や弁護士事務所においても、人員削減に手を付ける例は枚挙にいとまがなく、日本向けにも、無期限休業や廃業を決定したところがございます。
しかしながら、弊社は景気後退局面でこそ、企業の底力が試されると考えております。
自社のビジネスモデルや資金繰りの弱い箇所を改善するよい機会であり、
また、低迷する他社へ投資することで、
優秀な人員と良質な顧客基盤を取得できる、またとないチャンスだからです。
幸いなことに弊社は、コロナウイルスの感染拡大以降、受注件数は前年同期比プラス、従業員は一人も削減せず、キャッシュフローにも問題はございません。クレジットカードの国際ブラントと提携して、新商品開発も1件、完成させることができました。
主要オフショア法域のロックダウンにより、実務に多少の遅延は出ておりますが、4月下旬より徐々に回復する見込みです。
事態が収束したときに、よりよいサービスを皆様に提供できるよう、
引き続き、力を蓄えていきたいと思います。