前回のつづき⇒
前回、弊社が申し込みフォームを設定しない理由を、セキュリティの観点から書きました。今回は、サービスの質の観点から書きたいと思います。
申し込みフォームがあるということは、業務が平準化されて効率的というよい側面もありますが、裏返せばサービスの内容が画一的だと言えます。
海外法人の利用目的も、事業内容も、資産規模も、節税や投資に関する考え方も、
さらに言えば人生のステージも、お客様によって様々です。
一見、似通っているように見えるオフショアの法規や業務フローや得意分野も
政府や金融サービスによって様々です。
お客様が入力した情報に基づいて機械的に最低限の仕事だけを最低価格で行い、
後からアンマッチやトラブルがあれば機械的にお客様に責任を押し付けるという
のでは、長い目で見て誰も幸せになりません。
ありきたりな表現ですが、長くこの仕事をやればやるほど、
- お客さんのニーズに応えられるサービスをつくること
- お客さんにとって本当に大切なことを伝えること
こうした基本を、日々のオペレーションに落とし込むことの
難しさと大切さを感じます。
もちろん、多くの方が一定の効果が得られるバランスのいいメジャーないくつか選択肢や定石があり、弊社のサービスにおいても、それらをカバーしております。
しかしながら、情報と資産の守秘という、非常に個人的で、繊細なサービスを提供する原則に立ち返れば、
興味本位の方や、初見の方が含まれていたとしても、一度、状況や将来像をうかがった上で、スキームを提案するというのが、あるべき形だと考えています。