国際NGOトランスペアランシー・インターナショナルの調べによると、スイスは2021年の腐敗認識指数の評価で、クリーンさが前年と比べて3位から7位に転落したとのこと。
スイスは小さな国で、パブリックセクターにおいても、ものごとの正しさよりも地縁、血縁などの縁がある縁故者を優先してしまうことが、問題として挙げられています。
スイスは旧来の銀行秘密のビジネスモデルを脱却して、日本を含めた主要先進国よりはるかに「クリーン」になったとはいえ、小さな集団や組織ではびこりがちな「縁故主義」自体を法規制で抑え込むのは、一筋縄ではいかないようです。