ブログを開設して8年半、
海外法人サポートのビジネスに足を踏み入れてから20年以上が経ちました。
法人と口座を作るだけの設立業者や、日本人を集客するだけの仲介業者が、
「クリーン化」「効率化」の時代の変化についてこれずにほとんど廃業する中で、
海外法人サポートセンターが生き残ることができたのは、ビジネスの視点で見れば、
スキーム開発に重点を寄せたことと、国際的なチームを構築できたことが要因です。
しかし私がビジネスのテクニック以上に重要だと考えるのは「価値観の継承」です。
・クライアント様が安心して資産情報と個人情報を託せる存在であること
・環境変化やトラブルがあっても知恵を絞って解決策を出せる存在であること
海外法人サポートセンターが今後も時代を超えて生き残り続けるためには、
この価値観がブレてはいけないと考えます。
何も高尚な理念を掲げたいわけではなく、現実問題として、
企業が組織である以上、存在することが当たり前に思えて
ややもれば拡大主義や効率主義が正義としてまん延して、本分を忘れがちです。
だからこそ、
従業員を採用する時も査定する時も、能力や実績以上に厳しく評価しますし、
社内イベントのたびに発信・浸透をはかるようにしています。
大きな利益をもたらす可能性のある方であっても、
他のクライアント様にリスクをもたらす場合は、お断りするようにしています。
価値観がしっかりと継承されていれば、外の環境が変わっても、中の人が変わっても、
組織として判断と行動を大きく間違えません。
時代を超えて生き残ることが、
クライアント様の利益になる存在であり続けたいと思います。