1920年代、ジョセフ・P・ケネディ氏(ジョン・F・ケネディアメリカ大統領の父親)はウォール街に身を置き、株式取引で財をなしていました。
ある日、ケネディは、靴磨きの少年から「どこどこの株は上がるよ」「早くを買っておいたほうがいいよ」勧められたそうです。
ケネディ氏は、靴磨きの少年の話を聞いて、たいへん驚きました。
投資を行えるほどの資金や知識を持っているはずのない一般大衆、しかも靴磨きの少年までもが、安易に儲かると思って株式投資の話を持ち出したからです。
ケネディ氏は、近く株式市場が暴落するに違いないと判断し、保有していた株を全て売却しました。
その後、実際に、1929年10月に世界恐慌が起き、米国株は大暴落し、事前に株を売却したケネディ氏は難を逃れることができました。
これは、市場の天井や暴落前のサイン、として有名なエピソードです。
いま、何百万人ものインドの一般大衆が、株高を受けて、なけなしの預金をおろして、
株式市場に押し寄せています。
ニュースをみて有名なエピソードを思い出しましたので、
ここに共有させていただきました。
※(そもそも株式投資で市況を評価すべきかどうかの議論はさておき、)一つのシグナルだけで市況を評価するのは危険です。
※本記事は、弊社あるいはわたし個人の投資についての立場を、なんら意味するものではありません。