前回のつづき⇒
「良質な」ファミリーオフィスは、ファミリーの持続的な繁栄に必要なほとんどのテーマをサポートできます。
- 資産管理
- リスク管理
- 機密保持
- 良質な社会資源へのアクセス
- ガバナンス(家族統治、価値観促進)
一方で「良質な」ファミリーは、ファミリーオフィスを有効活用しつつも、ファミリーのメンバー間でしか継承されないものがあるということも知っています。
それは、生産能力を高める意識だったり、失敗コストの考え方だったり、プライベートな人脈だったり、行儀作法や生活慣習の型だったりします。
ファミリーの舵取りは結局のところファミリーがするしかありません。舵取り自体を専門家集団に任せた時点で、ファミリーの没落が始まります。
そのことをよく分かっている「良質な」ファミリーは、継承すべき本当に大切なものを継承できるように、代々たゆまぬ努力を続けます。
ファミリーの帝王学はこの過程で生まれ、形になっていくのです。
