前回:海外法人転売の舞台裏 その2 - 海外法人サポートセンター
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海外法人の性質上、少人数で特定の目的のために運用されるケースが多いため、転売するときは、株式譲渡かつ取締役の総入れ替えが一般的です。つまり規模が小さいながらも、一種のM&Aを行うことになります。
M&Aは、買い手にも売り手にも、一定のリスク、手間暇、コストを強いるものです。海外法人の転売がM&Aである以上、これを避けて通ることはできません。
オフショア先進国の大衆向けシェルフカンパニー市場も大概いい加減ですが、プロのいない日本は、技量の低い仲介業者と要求の低い売買当事者が好き放題やる闇市状態です。
もっと言えば、原価積み上げとは程遠い言い値の世界で、誰一人リスクの抑え方が分からないため、関係者全員で数年後にどこかの国で訴訟問題に巻き込まれるババ抜きゲームをしていると言っても過言ではありません。
遠く離れた国の小さい会社だからと軽く見ていると痛い目を見ます。M&Aにはアドバイザリーサービスが必要です。特に未熟で秩序のない市場では、法人の再利用価値を見抜き、進んでプロジェクトをリードし、契約事できちんと売買当事者をコントロールできるアドバイザーが不可欠だと考えております。
オフショア法人の転売、買収をまじめに検討されている方は、一度メールにてお問い合わせください。びっくりするような見積は出しませんのでご安心ください。
kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com