HSBCの口座がロックされてしまって使えないというのはよくあるトラブルなので、ケース別の対策を記しておきます。弊社では法人口座開設のみを受け付けておりますので、HSBC法人口座のロック解除方法について書きます。
1.インターネットバンキングがロックされて使えない
HSBC香港のインターネットバンキングは6か月以上一度もログインしていないと、ログイン出来なくなります。
この場合、HSBC香港で口座開設時やeStatement受領時に記載されている電話番号に電話して、本人確認を行い、解除してもらいます。口座番号、パスポート番号、誕生日、各種銀行発行書類のReference番号などを準備しておくと、本人確認がスムーズに行えます。
これは弊社に依頼されても代わりに行うことができませんので、定期的にインターネットバンキングにはログインするようにしてください。
※口座所有者が変更される際、銀行内部の書類の登録と、インターネットバンキングの登録のタイミングがずれ、新オーナーになったにもかかわらず、数週間、旧オーナーのみが口座を使えてしまうことがあります。
この場合、新オーナーの新しいデバイスや承認パスワードは新オーナーに数週間で郵送されますので、新オーナーはそのままお待ち下さい。
旧オーナーは新オーナーのために、デバイスの発送やユーザー登録をする必要がありません。返って混乱しますので、そのままログインできなくなる日をお待ち下さい。
2.次はATMがロックされて口座が使えなくなるケースです。
ATMが海外の場合は、まず、海外ATMの利用限度額の設定を確かめてみましょう。
利用限度額がゼロや小さい金額になっていると、日本はじめ、海外のATMでお金を引き出せなくなります。
利用限度額の設定はインターネットバンキングよりできます。
(弊社で口座開設頂いたお客さまへは操作ガイドブックをお渡ししておりますのでそちらをご参照ください。どうしても分からず困ってしまった場合は、ご連絡ください。)
ATMが香港内の場合は、当該法人口座が休眠口座に設定されてしまった可能性があります。口座に1年近く全く動きがない場合、HSBC香港の法人口座は自動的に休眠口座に設定されてしまいます。
休眠状態を解除するには、HSBC香港の窓口で解除手続きを行う必要があります。
普段香港に居住していない方でも渡航が必要になりますので、休眠状態にならないよう、以下のいずれかを定期的に行なって下さい。半年~9ヶ月で休眠口座扱いになってしまうというウワサもあるので、こまめに行うようにして下さい。
1.ATMからの現金引出し
2.口座内における資金移動や両替
3.第三者口座からの入金もしくは第三者口座への送金
金額が問われることはありませんので、口座維持が目的なら少額にしましょう。この中だとインターネットバンキングを通して、2を行うのが最もカンタンです。
いかがでしたでしょうか。
旧に口座がロックされても、大抵上のいずれかのケースに当てはまりますので、よくお読みになって、慌てずご対応されることをねがいます。