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アメリカ投資する際に、株式会社(C-corp)にすべきか、有限会社(LLC)にすべきかという相談をしばしば受けます。
アメリカの株式会社は、日本の株式会社と同じく、構成員とは別に法人格を持つため、各構成員の責任は有限で、資本再編や株式譲渡が容易です。法人税と個人所得税の二重課税が発生します。
一方アメリカの有限会社は日本と異なり、個々のMember(メンバー)が、個人的に会社全体や他のメンバーの債務や義務に対し責任を負うことはなく、各人が出資した分に対し責任を負います。利益分配も株主持分ではなく、貢献度によって契約に基づいて分配されます。パススルー課税のため、原則、個人所得税のみの課税となります。
このため、一般には、アメリカで長く実業を展開するなら株式会社、アメリカ内の居住者といっしょに期間限定でプロジェクトや投資活動をするなら有限会社が適しています。
デラウェア、ネバタ、コロラド、ハワイといった主要アメリカ法人は弊社で取り扱っておりますので、必要な方はメールよりお問い合せください。
kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com
そして、アメリカの株式やファンドに投資して、そこで得た利益を日本やその他の国で活用したい方は、より節税に適したアメリカ以外の海外法人を活用すべきです。そして、それはもはやカリブ海のオフショアではありません。