中国が金利形成を政府主導から市場主導にシフトする試みを始めるようです。
市場主導で金利を決めるということは、金融機関が融資する際の金利を決められるようになるということなので、銀行の貸し渋りを減らし、民間への融資を増やすのがこの政策の狙いと言えます。
しかしながら、銀行の貸し渋りの原因は不動産の不良債権にあり、民間企業が伸びない原因は、特に製造業の生産過多にあります。
果たしてこの政策によって、こういった問題を根本的に解決できるのでしょうか。
政府主導で進めると大きな非効率が生まれ、市場主導で進めると、制御が効かなくなるのでいつも妥協案、折衷案を選ばざるを得ない中国の金融事情が垣間見れます。
ちなみに弊社は中国法人の設立もサポートしております。
中国法人と聞くと、ネガティブなイメージを持たれる方が多いので、サービスの開発に注力していない業者が多いですし、そもそもそういったサービスを開発する能力のない業者がほとんどでしょう。
しかし、よく調べていくと、実業においても、投資においても、なんと節税においても、メリットを享受できます。
もちろん、利益の還元を考えて香港法人とセットで設立を、というポピュラーなものだけでなく、中国法人単体がむしろ好ましいケースがありますし、セーシェル法人やBVI法人と組み合わせたほうがいいケースもあります。
ネガティブイメージだけで切り捨てるのは大変もったいないです。