香港で2017年以来の大規模なインサイダー取引事件が発覚しました。
2026年3月12日、香港の汚職捜査機関であるICACと、証券市場を監督するSFCが合同で捜査を行い、証券会社やヘッジファンドの関係者8人を逮捕。
今回問題となったのは、第三者割当増資に関する未公開情報です。捜査当局によると、証券会社の関係者がこの情報を発表前にヘッジファンドへ漏らし、その見返りとして賄賂を受け取っていた疑いがあります。
情報を得たファンドは事前に空売りを行い、発表後の株価下落で、約3億1500万香港ドル、日本円でおよそ60億円規模の不正利益を得たとみられています。
関係先として香港拠点のヘッジファンドInfini Capital Managementのほか、証券会社ではGuotai Junan International(国泰君安国際)と、CLSA(中信証券の現地子会社)が捜査対象になったと報じられています。
これを受けて関連銘柄が一時下落。
シンガポールの規制強化と、ドバイの地政学リスクを受けて、久々に資本が戻りつつある香港にとって、痛い事件になりそうです。
