海外法人の利用者は、口座開設における合格枠の奪い合いだけではなく、オフショア政府のガバナンス強化により、各種登記変更や認証手続きにおいても、枠の奪い合いに晒されることになります。
身元確認できない利用者、犯罪の疑いのある利用者を市場から排除するには、弊社のような登記代理店も、政府機関も、作業時間を増やさざるを得ず、またリスクの許容度も下がりますので、対応できるお客様の数が自然と絞られることになります。
その結果、長い付き合いのあるお客様と、金払いのいいお客様は、引き続き海外法人の恩恵にあずかることができますが、金払いが悪いにもかかわらず、疑い深く要求が高い一見様は、買い手としての競争力を失う構図にあります。