⇒前回のつづき
海外法人を使って日本法人を買収するとき、つまり事業継承するときに、海外法人サポートセンターが具体的に提供できる価値を説明していきます。
1.海外法人設立・資本再編
事業継承はすでにビジネスの実態がある状態からのスタートです。海外法人を親会社として国内法人を買収するか、海外法人を子会社として設立するか、あるいは既存事業とは切り離して個別に設立するかによって、今後の事業展開もオペレーションもかなり変わります。経験豊富な弊社がサポートすることで、最適な組織形態で多国籍企業を始められます。
2.海外口座開設
国際送金と為替ヘッジのために、海外口座は不可欠であるにもかかわらず、口座開設は年々難化しています。口座が開設できないから海外事業を断念する方も少なくありません。しかし、事業継承の場合、ゼロから起業するケースと違って、過去に培った経営の実態があります。弊社がその点を積極的にアピールすることで、海外の政府や金融機関の目に信用として映りますので、口座開設でつまずくことなく幸先のいいスタートを切ることができます。
3.海外事業支援
法人と口座が準備できれば、次は、事務所と人員の確保です。弊社はレンタルオフィスサービスやバックオフィス人材派遣サービスを通して、慣れない土地で最初のインフラを作るお手伝いをしております。法域と事業内容によってライセンス取得、取引先開拓、テストマーケティング、ワークフロー作成、文書管理、翻訳といった実務支援も行っておりますので、お客様はコア業務に集中することができます。
4.投資効率支援
事業が起動に乗れば、売上も、利益も、配当も、報酬も増えます。すると利益を事業投資に回すのか、金融投資に回すのか、配当として株主に還流させるのか、報酬として取締役に還流させるのか、税金はどれくらいかかるのか、書類の準備は大変ではないのか、といった問いが経営者を次々と悩ませるようになります。
いわゆる投資効率の課題です。事業の課題は経営者と継承したベテラン社員が解けても、投資効率の課題解決には別の知見と経験が必要です。弊社は法律技術と会計技術、そして外部金融サービスとのネットワークを生かして、お客様の投資効率を最大化することができます。苦労を重ねて多国籍企業としてお金を生み出せるようにした事業が、継続してより多くのお金を残せるように、サポートいたします。
5.海外移住支援
海外移住の理由は人それぞれです。多国籍企業をうまく経営するため、税金を抑えて資産保全のため、海外生活を楽しむため、まさに十人十色・百人百様です。すべてのニーズを満足させるのは難しいものの、弊社は西ヨーロッパとアジアを中心に、就労機会紹介、不動産投資、ビザ取得の分野でお客様の海外移住サポートをしております。
ここまでくると、継承した事業も多国籍企業として企業価値が向上しているはずですので、事業売却や資産継承も考慮した包括的な支援になります。
以上が、事業継承という起業をされる際に、海外法人のプロとして弊社が提供できる価値になります。
事業継承は、持たざる者が低リスクで豊かになるための数少ない機会の一つです。それを海外法人と組み合わせることでリターンを高めることができます。
真剣に考えている方は応援しますので、メールよりご連絡ください。
kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com