長くこの仕事をしていると、他で海外法人や海外口座を作ったことのある方が流れてくることがあります。
海外法人サポートセンターでは、どんな経緯があったにせよ、支払いにコミットメントいただける依頼主にはサービスを提供させていただくスタンスですが、厄介なのは過去の成功体験や悪い型を引きずるケース。
10年前は国際送金が簡単だったから、今も審査なしで済む銀行で口座開設したい、
社会的にトラブルを起こしたけれど、以前と同じ仕組みでノミニーを使いたい、
他社では本人確認を求められなかったから、身分証を準備せずに済ませたい、
などなど、
(それ自体がトラブルの元であり、成功体験ですらないことも多々ありますが、)
楽できたことに味をしめてしまったケースです。
解決したい課題が同じでも、外部環境が変われば手法を変えるべきです。
今では、
送金審査の負担は、送金パターンと事前の根回しで大幅に減らせますし、
ノミニー以外にも、個人情報の匿名性を上げる方法がいくつもあります。
本人確認も、提出する情報を限定、更新することができます。
慣れや思い入れもあるので、古いやり方を維持したい気持ちは理解できます。
しかし、変わらないと、海外法人や海外口座が活かされないどころか、無用の長物になってしまいます。
結局、どこかで踏ん切りをつけて、変わるしかないのです。
自ら再学習コストを支払う意思のある方には、弊社も再教育コストを投入して、自由な新しいオフショアへ再案内させていただきます。