2020年に入ってからも、海外口座凍結の動きは、香港・シンガポールの個人・法人口座のみならず、世界中のオフショア銀行で広まっております。
ここでいう口座凍結は、口座を一定期間以上触らなかったために、いくつかの機能が使えなくなる口座ロックではなく、租税回避やマネーロンダリングの疑惑があるとして、資産凍結されたケースを指します。
実際に犯罪収益と全く関係なかったとしても、たまたま普段より大きな出入金があったり、一時的に出入金の頻度が増えたことを契機に、詳しく取引の背景や事情を聞かれたり、資料提出を求められることが増えております。これにうまく対応できないと、資産の移動や処分が禁止されてしまいます。
うまく対応できない理由は常に複合的ですが、語学、時間、予算といったリソース面の制約よりも、むしろ、口座保有者が銀行からの通告の重要度や緊急度をわかっていない、あるいは楽観視しているような、意識の問題に帰結されるケースが多いと感じております。
海外口座を保有している方もこれから開設される方も、 自然な出入金の積み重ねが銀行との信頼関係の積み重ねになることに留意して、口座を利用されることを推奨いたします。
銀行からの審査への対応に困っている方や、すでに口座が凍結されてしまった方は、一度メールよりご相談ください。当然のことながら弊社が状況をコントロールできる性質の業務ではないため、成果は保証できません。しかし、みなさまが我流で臨むのに比べれば、遥かにマシな成果が期待できると思います。
kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com
※すでに口座が取り消された場合と、犯罪収益とつながりがある場合はお断りしておりますので、予めご了承ください。