前回の続き⇒
情報登録と文書管理が強化されても、
オフショアの匿名性が脅かされることはないと前の記事で説明しました。
それどころか、情報登録と文書管理の強化によって
むしろ逆に、情報と資産の守秘性があがって来ております。
匿名性を国家事業のサービスとして提供する以上、オフショア諸国の政府機関は、
国の威信をかけて、登録・管理されているを守りきろうとします。
また、明確なルールが示されることで、登記代理店も、
登録・管理される情報を減らすノウハウを安定して蓄積できるようになります。
その結果として、法人や資産の情報に、見ず知らずの第三者どころか、
配偶者や子息のような親族や、時には本人でさえも、アクセス・関与できないような
仕組みが、いくつかの法域で組成することができるようになりました。
クライアント様の用途やシチュエーションに合わせて、必要な情報や書類を必要な分だけ、開示・非開示できるようになったのは、技術の大きな進化です。
オフショア産業は、一時は反マネーロンダリングの国際世論に振り回されて、
罪のない利用者までもが、大きな打撃を受けましたが、
リカバリー期間を経て、ここ1~2年は、いままで以上によいサービスを提供できるようになったと感じています。
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kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com