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「香港かシンガポールか」ではなく「香港もシンガポールも」 その2

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ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の2023年「グローバル・ウェルス・レポート」によると、2022年末時点でスイスの銀行が管理するオフショア資産額は2兆4千億USドル、香港は2兆2千億USドル 、シンガポールは1兆5千億USドルとのこと。

 

2027年までに、シンガポールに預けられるオフショア資産は毎年9%、香港は7.6%と予想され、伸び率が3%のスイスは首位の座をアジア勢に奪われる公算が大きいです。

 

マクロ観点では、ウクライナやガザでの紛争、世界的な慢性インフレによって、世界全体で資産の国外移転が加速しています。

その中で、クレディ・スイスの破綻、中国の富の成長鈍化といった要因が、順位の入れ替わりに影響しています。

 

日本人に近年人気で弊社も力を入れているドバイ(UAE)も順位を上げると予想されます。しかしながら、金融商品の品ぞろえ、投資の専門知識、ウェルスマネジメントサービスの多様性、裾野産業の深さ、といった側面から比較すると、やはりスイス、香港、シンガポールの御三家に大きな優位性があります。それが取り扱い金額の違いに如実に現れます。

 

そんな御三家のうちの2箇所に、半日で行けてしまうのは、日本人にとって非常にラッキーなことです。

 

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