海外法人サポートセンター

海外法人設立、海外口座開設、国際税務、海外送金、海外投資について

アメリカ法人 その4

kaigaihoujin.hatenablog.com

 

本ブログでは英国系の海外法人(BVI法人や香港法人など)の情報を主に提供しておりますが、アメリカ法人の設立や米系銀行で口座開設サポートが不得手というわけではありません。

理由はただただ、アメリカの非居住者向けインフラが、アメリカ市場向けビジネスおよび、日本人が好むタイプのアセットマネジメントを想定したものではない、ということに尽きます。

たとえば、日米間の貿易目的でデラウェア法人を設立したが、むしろ二重課税対策が複雑化しただけという方は少なくないと思います。LLCを通して割高なハイイールド債で財産を激減させてしまった方も少なくありません。

 

そのため、アメリカの金融インフラ、ITインフラをフル活用した事業展開を行なう方、あるいはアメリカ移住も視野に入れた不動産投資を行なう方へのみ、アメリカ法人の設立を推奨し、活用方法について情報提供していきたいと思います。

 

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センター試験の季節

今年のセンター試験は歴史的な大雪の中で行われているそうな。

傍には1月の風物詩がいつもより彩られて感じられますが、当事者とご家族にとっては気の毒な話です。多くの受験生にとって、人生の方向性に与える影響が大きい試験なだけに、悪天候に負けず、力を出し切ってほしいと思います。

www.sankei.com

 

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シンガポールでの海外法人口座開設

香港でオフショア法人の口座開設が非常に厳しくなり、また中国リスクを避けるために、UOB銀行やDBS銀行などシンガポールの大手銀行に押しかける日本人が増えてきましたが、返り討ちに遭っています。

 

シンガポールは一昨年、香港と時期を同じくして、香港よりもさらに厳しい審査基準を設けるようになりました。そのため、どうしてもシンガポールを希望するお客さまには、費用負担含めて、相当なコミットメントをいただいた上で、口座開設をサポート致します。

 

シンガポールの口座だから香港より安全というわけではありません。海外法人のシンガポール口座は、香港とは異なる保険商品へのアクセスが容易になるほか、シンガポール法人のシンガポール口座、オフショア法人の香港口座との連携することでメリットが出てまいります。

 

詳しくは、香港で口座開設する予算の10倍をご準備いただいた上で、メールよりお問い合わせください。

kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com

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マネーロンダリング捜査は国際協力の元で行われます。

海外法人を使ったマネーロンダリングは、単純に高税率国から低税率国へ資産を隠蔽するような2国間の問題ではなく、多くの国を巻き込む問題であり、国際社会がその解決に協力関係にあることを、マレーシア国営投資会社(1MDB)による資金洗浄疑惑の捜査が示しています。

 

セーシェル法人やBVI法人名義で、スイスやシンガポールに資産を隠せば大丈夫、隠した資産をうまく別の法域に投資すれば大丈夫、大物政治家や銀行家がバックでついているから大丈夫と考えている人がまだいれば、それは完全に時代遅れです。

 

www.scmp.com

 

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貧しくなる日本をどう生き抜くか その5

kaigaihoujin.hatenablog.com

前回の続き⇒

 

ブログをはじめて1年以上が過ぎましたので、お客さまのほうでも、海外法人活用の効果が出始めています。

特に当初から一定の資産を保有し、かつ精度の高い仮説をもって海外法人を設立し、すぐに仮説を実行に移せたお客さまほど、海外法人の恩恵を受けております。増えた利益で自分自身と事業へ再投資することで、豊かさが豊かさを呼ぶサイクルが回り始めます。

 

海外法人を活用して持たざる者から持つ者になることは年々難しくなるでしょう。しかし、海外法人は、今後も既に持つ者にとって、優しい仕組みであり続けます。方法は教えます。活用するかどうかはみなさま次第です。

 

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オフショア法人のコーポレート・ファイナンス

セーシェル法人やベリーズ法人のようなオフショア法人では、口座開設銀行からほぼ融資を受けられないと以前に書きました。

大した金額を預金してくれるわけでもない怪しい非居住者にお金を貸したがる銀行は残念ながらございません。あれこれ裏技を使えば融資を受けられるようにならないわけではないですが、それでも、スモールビジネスへの融資の域を出ることはありません。

 

巨額の資金調達が必要な場合、たとえば、海外投資家から資金を集めて途上国政府と開発プロジェクトを立ち上げる場合や、自社サービスを世界ブランドに成長させるために海外で上場させる場合は、代わりに、ケイマン法人やバミューダ法人といった別の器を活用することになります。

 

ケイマン法人やバミューダ法人がもはや脱税の温床ではなく、ファンドや持株会社を置くのに極めて適した器であることは、世界の金融業界では常識ですが、日本では意識せずケイマン籍のファンドへ投資する方はいても、ファンド自体を組成される方はなかなかおりません。

 

世界に攻勢をかけていく意欲も実力もある方がおりましたら、オフショア法人を活用したコーポレートファイナンスをサポートさせていただきます。

詳しくはメールよりお問い合わせください。

kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com

 

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海外法人サポートセンター5万アクセス記念特典!!

おかげさまで海外法人サポートセンターのブログが5万アクセスを突破しました。

これを記念して、本日から1月末までにセーシェル法人、イギリス法人、香港法人を設立いただいた方に限り、香港の保険商品に関する情報を半額でご提供いたします。

 

自分年金に踊らされて海外ファンドを購入して大損する方が大勢いる一方で、逆に長期運用に成功し、海外資産を安定して次の世代に遺していけている方も多数おります。その差は決して投資に長けているかどうかではなく、単純に良質な情報を知っているかどうかだけです。

 

詳しくはメールよりお問い合わせください。

kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com

 

法人はゆくゆく作るので、保険の情報だけください、というのは無しです。

 

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渡航不要の海外法人口座開設のデメリット

弊社の海外法人口座開設サポートでは、香港なり、シンガポールなり、ときにはマカオや中国本土やヨーロッパまでお客さまに渡航いただき、現地銀行で面接を受けていただいております。

 

口座をもつことで経済的利益につながると分かっていながらも、その口座を作るためだけに、時間を割いて、旅費を払って、慣れない土地に行きたくないのは誰しも同じです。ですので、なんとか渡航不要で口座開設できる方法はないか、と懇願に近いお問い合わせをいただくことも少なくありません。

 

しかし、健康上の問題のようにやむを得ない事由がある場合を除き、以下の理由からお客さまへは一度骨折り頂いて渡航していただいております。

 

1.口座開設の成功率が大きく落ちる

銀行の立場に立てば、利益が安定してあがるいい事業計画を英語でスムーズに対面で説明してくれる人と、目的不明の外国人がオフショア法人名義でとにかく口座だけ欲しい人がいたときの信頼度の違いは一目瞭然です。

 

2.時間と費用がかかる

渡航なしで口座開設するには、特別な書類を準備したり、成功率を上げるために、いろいろな工夫が必要になります。渡航時間と費用を節約したつもりが、別の準備時間と追加費用がかかってくることを覚悟しなければなりません。

 

3.練習の機会を失う

口座開設時に渡航しなくても、将来にわたって1度も口座開設した銀行を訪問することがない方は殆どおりません。大きな送金の相談であったり、投資商品を購入したり、コミュニケーション不足によるトラブル解決のためであったり、などなど、銀行に渡航する機会は何かしら出てきます。そのときお一人で訪問いただくことになりますので、場所の確認、担当者との交渉をすべてご自身で行なっていただくことになります。一度訪問したことがあるのと、一度もないのとでは、実際の作業効率も、安心感も全然違ってきます。弊社スタッフを同行させることはできますが、定形外業務での同行になりますので、料金は高く付きます。

 

以上の理由から、よほどの理由がない限り、海外法人の口座開設は渡航されることを強く推奨しております。それでもやむを得ない事由がある方は、渡航なしでも対応はいたしますので、個別にご連絡ください。

 

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ノミニー特集 その21 お金持ちであることを隠す

kaigaihoujin.hatenablog.com

 

ノミニー(Nominee)と海外法人を利用すれば、匿名性が高まるので金持ちであることを隠すことができます。

こう書くと、何やら資産隠蔽やマネーロンダリングの匂いがしますが、国際協力・法整備・調査手法の成熟により、オフショア法人を活用した経済犯罪は、実際はなかなか難しくなっています。

 

むしろ、お金持ちが匿名性を高めるのは、お金持ちであることがバレると高値を吹っかけられたり、僻まれて進む話も進まなくなったり、お金をタカられたりと、面倒事に巻き込まれやすくなるからです。お金持ちであることを伏せるために、海外法人を設立し、名義人(ノミニー)を立てるのです。お金持ちにはお金持ちの悩みがあるのです。

 

弊社のプロフェッショナル・ノミニーサービスは品質で見れば割安であるものの、金額だけ見れば決して安いわけではありません。毎年の法人更新料もありますので、トータル費用はばかになりません。

にも関わらず、お金持ちであることを隠すためだけにノミニーを使ってもメリットがでるわけですから、お金持ちの悩みというのは、やはり贅沢な悩みだと思ってしまいます。

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パナマ文書について その15 パナマ文書で誰が得したのか

kaigaihoujin.hatenablog.com

前回の続き⇒

 

これまで納税者視点でパナマ文書(パナマペーパー)を捉えてきましたが、国際政治の視点からパナマ文書を捉え直すとまったく違った世界が現れます。

勘の良い方は、不自然なほどダメージを受けなかった国が一つあることに、すでに気がついているかもしれません。ダメージを受けなかったどころか、中期的に、パナマ文書の莫大な恩恵を受けることになるとさえ言えます。

 

これが偶然の結果なのか、作為的な陰謀なのかは私には分かりません。

ただ、仮に、万が一、これが意図してなされたことであれば、公平な税負担から逃れる富裕層と政治家、それを手助けする銀行とオフショア法人、そして合法な節税を僻む一般市民と世論に媚びるマスコミのやってきたことが、随分とかわいく見えてしまいます。

 

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仕事のご依頼や個別相談をされたい方は、メールにて受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com

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