前回:香港IFAとの業務提携を拡大します。 - 海外法人サポートセンター
の続き⇒
海外投資、海外口座開設関連のインターネット広告は、端的に示せば次の2つのメッセージになるのではないでしょうか。
1.日本はペイオフが解禁されて、1000万円以上の資産を日本で管理するのは安全ではない(日本振興銀行破綻時に実際預金を失った人がいる)
2.香港、オフショアには日本では購入できない魅力的な金融商品がたくさんある。最初はリスクが怖いなら、資産分散として一部の資産だけ海外投資すればよい
いずれも正論であり、まったく間違ったことは言っておりません。
しかし、そういった会社に安心して資産を任せきれないのは、投資家自身が海外投資の知識を持っていないからだけでなく、そういった会社が限られた商品やオプションに多くの投資家を当て込み、手数料を稼ごうという意図が透けて見えるからだと思えてしまうのは私だけでしょうか。
専門知識を付加価値に昇華させてお客様のニーズにカスタマイズするのではなく、言い方が悪いですが、知識のない素人を騙す情弱ビジネスとしての色合いが強いからではないでしょうか。
高い口座開設手数料と商品購入手数料、不公平なペナルティ条項のついた商品オプション。そのせいで、数字で見ればそこそこいいパフォーマンスを上げているオフショア金融商品そのものまで、胡散臭いイメージがついて回るようになりました。
香港のIFAと提携して業界の裏話をいろいろ聞くうち、お客様へよりよいサービスを提供していけるイメージがどんどん湧いてきます。
私の正義感が人一倍強いわけでも、能力が人一倍高いわけでもありません。バリューチェーンに少しテコ入れし、お客様にふつうにフェアなサービスを提供するだけ、弊社も妥当なフェアな利益が得られるのです。裏返せば、日本向けサービスのバリューチェーンがどれほど不健全だったかということです。