一昨日の急落でリーマンショックの最安値を更新したハンセン指数(香港市場全体の動きを表す代表的な株価指数)ですが、リバウンドの兆しが見えません。
当初から株安の要因となっていた不動産・テクノロジーセクターの不振、ゼロコロナ政策の堅持、米中摩擦の長期化に加えて、
国家が定義する「共通の利益」のための「管理された成長」を強調する習氏の路線に
反対する党政治局常務委員が最高指導部からいなくなり、市場は警戒を強めています。
ブルームバーグによると、世界の株式との比較でMSCI中国指数(海外からの投資家が中国株式投資を検討する際に参照する株価指数)は、今月、2000年以降で最も大きく下げているとのこと。
悪材料出尽くし感があるが、上昇のきっかけはまだ見られず、市場は慎重な姿勢を崩しておりません。