政府系プロジェクトでドタバタしている間にパナマショックがあり、ブログのアクセスも少し伸びておりました。
今回、世界的なスキャンダルとなったパナマ文書ですが、
適正規模を著しく超えて拡大路線に走った法律事務所と、赤信号皆で渡れば怖くない精神で自分のことにも無責任なお客さんが揃えば、早かれ遅かれこうなったのではないでしょうか。
顧客リストの中では、厳しい為替管理や金融商品取引法を回避するために、正当にオフショア法人を保有して投資事業をされている人が殆どだと思います。しかしやはり一部脱税やマネロンのために、オフショア法人を活用している人がいることも否定できません。この一部の人たちのせいで、合法的に事業を行なっている方にまで、厳しい捜査と、世間の目が向けられることでしょう。
実は日本向けの海外法人サポート会社さんの有名どころの半分以上は、直接的にあるいは間接的にモサック・フォンセカ社に業務委託しています。悪気はないが、何も考えずに仕事を丸投げしているのが実情でしょう。
日本人でオフショア法人を弊社以外で設立された方は、節度を守った使い方をされている、されていないにかかわらず、(とくに小金持ちの方へ)今後捜査の手が伸びていくと思われます。
結果論に聞こえるかもしれませんが、もちろんながら弊社は、稚拙な脱税スキームをお客さんに提供し、ずさんな情報隠蔽をする会社ではございませんし、そのような会社と業務上の付き合いもございませんのでご安心ください。
これからも、付き合うべきお客さんをスクリーニングし、情報管理を徹底し、合法であるだけでなく節度のあるサービスを提供しつづけていきたいと考えています。