前回:海外法人の法人口座開設は本当に難しいのか その2 - 海外法人サポートセンター
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海外法人、特にオフショア法人の法人口座開設の難しさは以下に分解できます。
1 審査書類の準備の難しさ
2 面接の難しさ
3 銀行内部審査の難しさ
前回は1について説明しましたので、今回は2について説明していきます。
面接の難しさを左右するのはずばり英語力です。
審査が緩かった旧き良き時代と違って、海外法人の口座開設面接を受けられる方がまったく英語に触れることなく口座開設を成功させられることはもはやないのではないでしょうか。
カタコトでも英語を話す姿勢がない方は審査に落ちる可能性が著しく高くなります。そもそも面接予約の段階で、英語力を試される銀行やケースも増えてきております。
そのため、この傾向を踏まえて、弊社でも、英語がどうしても苦手なお客様へ、英語インタビュートレーニングを実施するようになりました。海外法人設立代行業者の同伴スタッフや通訳にフォローしてもらうことはあっても、完全に依存しきるのは口座開設失敗のリスクを徒に膨らませるだけです。あとで業者を責めたところで口座が開設できずに困るのはお客さん自身です。
厳しめに書きましたが、最後は自分一人になっても、カタコトでも、ボディ・ランゲージでも、台本指差しでもなんでもいいから、面接官に内容と熱意を伝え、口座開設成功をつかみとる気持ちで面接に臨む方が一人でも増えればと願っております。
次回は銀行内部の審査について書きたいと思います。