前回の続き→
海外債権回収で今ホットなのが、
数年前に香港で個人口座や法人口座を開設して、そこから他の国へ出資したけれど、
配当どころか元金も全損に近いレベルの投資案件です。
数十万円から数億円まで、金額はまちまちですが、
共通しているのは見通しの甘さです。
きちんと契約条件を吟味したり、投資先の経営者と対話することなく、
なんとなくこの仲介者は経験があって信用できそうとか、
なんとなく海外の投資先も視察したしとか、
まだ始まってもないのに儲かっている気分になったりとか、
そういう甘さが、望まない結果を招いています。
海外投資において、ハイリターンを狙うなら、
自分が投資先の経営を毎日監視する気持ちで取り組むべきであり、
そこそこのリターンでよいなら、関連するファンドに限定して投資すべきです。
日本国内においても経営と投資の素人が、
いきなり他人任せで海外から大きな収益をあげられることはないということを、
念頭に置きましょう。
とはいえ、やってしまったことは仕方ありません。
最大限損害を取り戻すためには、受け身なままではなく、
自分から真剣に動くしかありません。
- 契約条件の調査
- 投資先の実態の調査
- 仲介者のお金の流れの調査
- 回収のための法的手続きの調査
- 示談の条件の設定など
やるべきことは山積みです。
損切りする前に、回収できるものは回収しておくのも投資の鉄則です。
一緒に真剣にがんばりたい方はメールよりお問い合わせください。
力になります。
kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com