初めて海外口座を作る方ほど、できるだけたくさん機能があったほうがお得で安心できると考えて、クレジットカードをなんとか付帯させようとします。
しかし個人口座であれ、法人口座であれ、非居住者が担保なしに信用を得るのは難しく、一定の口座残高を維持したとしても、厳しい審査要件を満たせずにカードを発行してもらえないケースが少なく有りません。また、審査に合格できたとしても、カードの有効期限が短く、ショッピング枠は雀の涙程度、キャッシング枠はほぼゼロ、という結果になることがほとんどです。
もし、コンスタントにオンライン決済やATM出入金を行うのが目的なら、国際ブランドのデビットカードが遥かに実用的です。非常に低い敷居で申し込めて、銀行によっては最初からデフォルトで付帯されることも多いです。
もっと言えば、クレジットカードの本質は信用であるが、デビットカードの本質は決済ですので、極端な話、デビットカードなら、銀行口座がなくとも、多少の年会費を支払えば発行してもらえるサービスはごまんとあります。
一方で、信用を元に短期融資を受けるのが目的なら、少し手が混んだやり方ですが、
海外口座のクレジットカード発行よりも、短納期で確実性が高い別の方法がございます。
クレジットカードに付帯のラウンジサービス、保険サービス、レンタルオフィスサービスなんかも、本格利用に耐えないレベルのものばかりで、たかが知れています。つまり、海外口座のクレジットカードが本当に必要な人はそんなにいないわけです。
しいていえば、有用なのは、セルフブランディングに効果を発揮するプライベートバンクのブラックカードくらいでしょうか。その場合は別ルートでご案内いたしますので、必要な方はメールよりお問い合わせください。
kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com