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海外ビジネスの内製と外注 その1

海外法人は作ったら終わりではなく、作ってからがスタートです。

専門知識を習得しながら、経常的な事務作業を粘り強く続けることで、

実業しかり、投資しかり、節税しかり、移住しかり、

海外法人のメリットを享受できるようになります。

 

一方で、そのためのリソースを確保するのが難しく、

内製(インソーシング)すべきか、外注(アウトソーシング)すべきか、

判断を迷われる方が多いと感じています。

 

今回は、まず内製と外注の意味と、

それぞれのメリットとデメリットを説明していきます。

 

内製とは内部製作、インソーシングのことで、事業に必要な機能やプロセスを、自社で行うようにすることです。

 

内製のメリット

①業務の試行錯誤の過程(技術・ノウハウ)がすべて企業の財産となる。

②スタッフ間の距離の近さがコミュニケーションの早さに繋がる。

③人件費や設備は固定費なので、一度投資して転用すればコストが安く済む。

④機密漏洩が少ない

 

内製のデメリット

①ロールモデルとなる専門人材がおらず、効率の良いやり方が定着しない

②標準化や明確な指示がなくても業務が回るので、モニタリングや改善が難しい

③専門人材の雇用や専用設備の購入など、初期投資が負担となる

 

外注とは外部委託、アウトソーシングのことで、事業に必要な機能やプロセスを、独立した外部組織に委託して、サービスとして購入することです。

 

外注のメリット

①外部の知見や技術を活用して、新しい挑戦や難しい問題解決がしやすい

②人材確保や設備投資を節約して、すばやく成果を得やすい

③事業変化があっても、外注先の切り替えや契約終了がしやすい

 

外注のデメリット

①コミュニケーションに時間がかかり、意図が汲み取られないことがある

②進捗確認やアウトプットに対する評価など管理コストが上がる

③外注先の利益もあるのでかかる費用が上がってしまう

④生産能力不足のように外注先の事情に振り回されることがある

⑤情報漏洩のリスクがあがる

 

内製と外注の概要がわかったところで、

次回は、海外法人を活用する上で、どう内製・外注していくべきか説明します。

 

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