前回のつづき→
シンガポール最大規模のマネーロンダリング摘発の影響は、口座閉鎖・資産凍結にとどまらず、高級不動産市場にも広がっています。
敷地面積1400平方メートル以上の高級住宅の取引金額は、過去10年の成長を吹き飛ばし、2014年の水準まで一気に減少。賃貸においても、不動産仲介業者が異常なほど、賃貸者の身元確認を進めるようになっております。
真面目にビジネスして稼いだお金で、資産運用口座を開設したり、高級住宅に滞在したりしたい方にとっては、迷惑極まりない話ですが、これがシンガポールへのキャピタルフライト、およびシンガポール移住する超富裕層をとりまく環境です。