海外法人サポートセンター

海外法人設立、海外口座開設、国際税務、海外送金、海外投資について

海外法人で検索順位1位を獲得しました。

海外法人サポートセンターのブログを書き始めてから3年弱となります。

久々に検索順位を見ると、約4億5千万件ある「海外法人」のキーワードでここのところ、1位を維持しているようです。SEO対策を何一つ施していないにもかかわらず、このような光栄な結果を得られたのは、ひとえに読者の皆様の関心のおかげです。

 

また、ここ数年の世界的な規制強化と透明化の流れの中で、対応が後手に回ってしまうことも多く、反省点と課題は山積みですが、廃業や主要サービス停止を決める業者が多い中で、安定した経営状態を維持できているのは、時代の流れに敏感な新規のお客様からの高い要求と叱咤があったからこそです。

 

本ブログは、海外法人の業界の仕組み、取り巻く環境、活用方法について公益性の高い情報を提供することで、「海外」や「資産」といったキーワードを意識されている方に遠回りしてほしくないという思いと、インターネットを通してより多様な方にサービスを提供することで、弊社自身の成長と環境適応につなげていきたいという狙いから、始めさせていただきました。

 

今後も初心を忘れず、より多くの方に、より大きな価値を提供できるように努力してまいりますので、引き続きご指導ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。

 

f:id:kaigaihoujin:20180909230151j:plain

インド・ルピーが最安値を更新

www.bloomberg.co.jp

 

原油高と米国金利高の影響で、トルコショックに端を発した新興国通貨安の影響を受けて、インドはその高いGDP成長にもかかわらず、通貨であるルピーが最安値を更新しています。

 

捉え方によっては攻め時ですので、インドビジネスを検討されている方は、一度お問い合わせください。インドは高税率国ですので、オフショア法人を活用した節税を同時に検討する必要があります。直接投資、間接投資のいずれについても対応できるかと思います。 

kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com

 

f:id:kaigaihoujin:20180831173838j:plain

香港法人 その14 実態ある香港法人とつながる経済圏

kaigaihoujin.hatenablog.com

前回の続き⇒

 

この半年の間に、香港では半世紀ぶりに、会社法と金融規制の改正、そして銀行コンプライアンスの整備が大きく進みました。激しい変化についていけず、振り落とされる口座開設希望者と仲介業者は、かなりの数に登ります。

 

弊社も春からドタバタしておりましたが、情勢が安定化するにつれて、軌道修正できつつある状況であり、秋以降は平常通りサービスを提供できる見込みです。

 

さて、香港の金融インフラと香港法人を取り巻く環境がガラリと変わりましたが、新たな仕組みを、資産形成と資産防衛のためにうまく活用するには、以下2点がポイントになります。

 

1.香港のビジネスに実態を持たせること

香港法人であれ、オフショア法人であれ、香港で商業登記し、事務所や従業員を用意し、実際にビジネス活動をすることで、HSBC香港はじめ口座開設と維持が極めて容易となり、節税空間も大幅に広がります。

ペーパーカンパニー名義で所得隠しをするのではなく、実態のあるビジネスの中で、香港の優れた法制度と裾野産業を最大限活用することで、資産形成を加速させ、資産防衛の根拠を揃えていく形になります。

 

2.中国とビジネスすること 

GDP、貿易取扱量ともに中国本土の上海、深圳といった巨大都市に抜かれ、中国の玄関口としての存在感が薄れつつある香港ですが、それはあくまでも本土の成長が大きすぎるために相対的に香港の成長が小さく感じられるだけであって、欧米やアジアの他の金融センターと比べれば、香港はまずまずの成長を続けていると言えます。

www.bloomberg.co.jp

香港とマカオ、そして中国広東省の珠海を結ぶ全長55キロメートルの海上橋が完成し、本年中にも開通予定です。文化的な摩擦や、運用の未熟さは出てくると思われますが、香港と華南地区の経済的な結びつきが強まる傾向が変わることはありません。

 

外国人が香港法人をハブとして、中国の経済成長の恩恵にあやかる仕組みは未だ健在です。

 

f:id:kaigaihoujin:20180830124141j:plain

 

移民問題と政策

海外移住について調べ物をしていると、海外移住するメリットや、各国の制度活用方法について、うまくまとめられている業者やブロガーが増えていると感じました。それだけ日本人にとって、海外に出ることへの抵抗感が下がっているように思います。

 

一方で、受け入れる国側の視点で海外移住を捉えたコンテンツが多くないように感じましたので、少し書きます。

 

移民を受け入れる目的は、ずばり経済成長であり、究極的には富の創出を継続させるとともに、他国との富の奪い合いに勝つことです。

 

富裕層や高技能の移民をうまく集められれば、人口が増え、消費が増え、産業が増え、税金が増え、社会福祉も充実します。経済成長の恩恵を元々の市民も移民も受けられるので、多少の摩擦があっても、全体としてプラスに働きます。

 

逆に富も技能も持たない移民しか集められなければ、人口は増えるけれど、消費は増えず、産業も強くならず、税収が増えるどころか社会保障・公共システムの負担ばかりが増えす。経済成長がなく、既存の縮小しつつあるパイを元々の市民と移民で奪い合う形になるので、犯罪が増え、治安も悪くなります。さらには民族的、文化的、宗教的対立発展して、長く怨恨を残すことになります。

 

ちなみに元々移民国家ではなく、既得権益層が厚い日本は、明文化されていないものの、長い間、外国人富裕層に頼ることなく、高技能人材の受け入れと、実習生制度や留学生アルバイトで産業を補強するという政策を取ってきました。移民問題が目立つ欧米に比べれば、日本の政策は、権力機構にとっても国民全体にとっても、一定の成果を上げていると言えます。

 

それが海外移住をめざす日本人の利益にかなっているかどうかは、別の話ですが。

 

f:id:kaigaihoujin:20180829172553j:plain

香港でデング熱感染が発生

香港衛生署は、デング熱感染が8月14日までに4例、16日までにさらに3例確認できたと発表しました。

 

感染源である自然公園は一時閉鎖し、すでに大規模な蚊の駆除が行われているとのこと。

www.hk01.com

 

お盆休みを利用して、口座開設や観光で香港に行かれる方は、安全と健康に十分お気をつけください。

 

f:id:kaigaihoujin:20180817140739j:plain

匿名性と自由度を手にするための代償

海外法人の設立を検討されるほぼ全ての方が、匿名性の高さと自由なビジネス環境を期待しているかと思います。

 

資産形成期にそれを意識しすぎると手間暇費用がかかり投資効率が落ちると以前書きましたが、もう一つ、利用される方は実感が湧きにくいが重要なことがあります。

 

それは、マネーロンダリングに巻き込まれるリスクです。

 

2000年代初頭から、欧米先進国にてマネーロンダリング対策が強化され、日本でも一歩ずつルール整備がなされております。欧米先進国の金融インフラは、伝統的なオフショア法域と深い関係がありますので、マネーロンダリング対策強化の方針は、当然にそういった法域でもすぐさま採用されました。いまだ世間でタックスヘイブンの代名詞となっているケイマン諸島や英領バージン諸島(BVI)が、いち早く便利かつ透明なオフショア金融センターへと変貌を遂げられたのも、そういった背景からです。

 

しかしそれで苦しくなるのが犯罪資金を扱う人たちです。法律で保証された匿名性と自由度は犯罪資金には適用されないからです。その結果、多くの犯罪資金が、

①最貧国と紛争国、そして後発のオフショアへと流れ込み、そして

②国際的なオンライン取引の増加に伴い、日常生活に紛れ込むようになりました。

 

金融機関による口座開設の難化と取引調査の増加は、このプロセスを断ち切るためだけにあるといっても過言ではありません。

 

それにより割を食ったのが、後発組の海外法人利用者です。もともと匿名性と自由度を求めて海外法人を設立したのに、度重なる値上げにもかかわらず口座開設はまずます面倒で難しくなり、なんとか開設できたと思ったら送金のたびに説明を求められるのが、「あたりまえ」の状況となりました。

 

それでは本末転倒ということで、後発組は、匿名性が高く、規制がなく、値段も安いサービスを求めて時代に抗うわけですが、同じものを犯罪資金を扱う人たちも強く求めているということを忘れてはなりません。

特にやましい動機からそうしたサービスを利用した結果、個人情報や口座が流出してマネーロンダリングの隠れ蓑にされてしまったとしても、訴えることもできず、逃げることもできません。

 

1.法のもとに保証された匿名性と自由度

2.無秩序ゆえの匿名性と自由度

 

どちらが自分に適しているのか、どちらが割に合うのか、よく考える必要があります。

 

f:id:kaigaihoujin:20180807165810j:plain

共通報告基準(CRS)について その11

kaigaihoujin.hatenablog.com

前回の続き⇒

 

HSBC香港では、新規口座開設のみならず、既存口座についても、CRSに基づいた納税者番号が行われております。

 

日本人で口座開設されている方が多い分、メールや手紙でその連絡が届いている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 

日本居住者はマイナンバーを、海外居住者は、その居住国での納税番号を記入ください。

 

犯罪資金はお断りしておりますが、それ以外で、納税者番号を書けない、あるいは書きたくない事情がある方は、早めにご相談ください。法律を守りながらやりくりできる空間はどんどん狭まっております。

 

銀行からの連絡を無視して何も書かないというのは下策で、口座や資産がなくなるリスクを進んで受け入れることと同義です。

 

口座だけでなく、資産までなくなったら、何がしたいのか、わけがわからなくなります。

 

f:id:kaigaihoujin:20180806145650j:plain

オフショア法人のコーポレート・ファイナンス その3

kaigaihoujin.hatenablog.com

前回の続き⇒

 

とにかく節税したい

 

そういう思いで海外法人サポートセンターにお問い合わせいただく方も多いです。

 

タックスヘイブンにある海外法人は、経費積み上げや評価額算出の自由度が高く、日本法人に比べて、納税額圧縮、納税時期先送りがしやすい環境が整備されています。

 

ですので、弊社として節税のお問い合わせを受ければ、何よりもまず、海外法人を活用した節税方法をご回答しております。

 

しかしながら、海外法人では銀行融資、その他資金調達の術が限られ、その状態で節税のために利益を圧縮したり、資産の性質を変更すれば、日本法人で節税する場合に比べて、節税余地が大きいぶん、事業と資産運用の長期的な成長の可能性を阻む可能性があることを忘れてはなりません。

 

貸借対照表も、損益計算書も、本質は経営・投資活動の過去の成績です。銀行も、投資家も、税務当局も、その過去の成績を見て、資金提供すべきか、あるいは納税させるべきか、判断するのが一般的ですので、自ずとその目線で事業と資産のお化粧をしようとする方が多いです。

 

しかしそれでは、中長期の成長は望めません。成長は常に未来志向で、キャッシュとリターンに基づいてその方向を決めるものだからです。

 

お金も稼ぎきって、減らない仕組みも作ったので、資産継承以外やることがないごく限られた富裕層を除いて、

 

・どの程度のキャッシュをどのタイミングで海外法人におくか、逆に、

・いつ、どのくらいの金額を海外法人からオンショアへ引き上げるか、

・オンショア名義で、どれくらい資金調達すべきか、

・海外法人名義で、どのような事業や金融商品に投資すべきか、

 

こうした成長のための問いに応えることで、財務諸表のお化粧にとどまらず、本当の意味で、海外法人を使って投資効率を最大化できます。

 

なかなかそのレベルまで取り組む時間と気力のある方は少ないですが、海外法人の本質がオペレーション戦略である以上、がんばった分だけ大きな果実を手に入れられますので、検討されたい方はメールよりお問い合わせください。

弊社も深くコミットしてサポートさせていただきます。

kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com

 

f:id:kaigaihoujin:20180730162843j:plain

面接枠の減少、申請者の増加、香港口座開設難化

これまで提出書類、英語力、預金額の観点から、香港では非居住者の口座開設が難しくなっていると書いてきました。

 

ここに来て、主要銀行は、増える一方の審査工数と面接工数を抑えるために、面接枠のコントロールにも力を入れております。

 

いくら事前準備を徹底しても、MAX10枠/日(平均はこれを遥かに下回る)に対して40件の予約があれば、それだけで合格率が1/4に落ちてしまいます。

 

足切りされないようにするためには、早く予約するのはもちろんのこと、特定のルートから紹介を受けたり、ビジネス実績を事前に示したりと、他の申請者よりも著しく信頼に足る申請者だと銀行に示すことがますます重要になります。

 

競争相手も日本人ではなく、資産の海外逃避を狙う中間層以上の中国人と、経済発展とともに富を形成した東南アジア人がメインになります。

 

今のところ、予算と時間をかければ合格率を高める余地がございますが、そう遠くない未来に、少し経済的な余裕がある程度の日本人がお金をばら撒いても口座が作れない時代が訪れます。

 

容易に口座開設できる機会が20年以上に渡って提供されていたにもかかわらず、それを活用しなかったわけですから、今更口座開設で苦労しても、誰のせいにもできません。

 

f:id:kaigaihoujin:20180730112347j:plain

 

香港での個人投資サポートを充実させます。その6

kaigaihoujin.hatenablog.com

前回の続き⇒

 

月曜日に書いた記事のおかげか、香港IFAを紹介してほしいとのご依頼をいくつか頂きましたが、3件情報乞食が続きましたので、あらためて立場を表明いたします。

 

弊社はIFAをご紹介させていただく際に、一切仲介手数料をいただいておらず、いかなる商品についてもキックバックを受けておりませんので、特定の金融商品を薦めるインセンティブはございません。

 

しかしそれでは、初見の方に弊社の信用をお貸しして、香港IFAに無料で具体的な商品提案まで仕事をさせるメリットが、弊社にも香港IFAにもございませんので、商品を購入される前に、商流のどこかで、何かしらの名目で支払いが発生することを予めご了承ください。(一般論での暫定提案は無料です。)

 

幸い、香港の金融産業は非常に成熟しておりますので、支払いにコミットメントできない情報乞食の方に対しても受け皿がございます。

 

大きく損失を出す可能性が高い金融商品を売り抜けて高いコミッションを受け取るIFAや仲介会社がたくさんいらっしゃいますので、そちらをご利用頂ますようお願いいたします。

 

f:id:kaigaihoujin:20180727103131j:plain

仕事のご依頼や個別相談をされたい方は、メールにて受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com

オフショア投資ブログランキングに参加しています。

にほんブログ村

人気ブログランキング