前回:香港法人の決算 その2 会計士の役割 - 海外法人サポートセンター
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香港は文書主義ですので、決算において会計士は重要な役割を果たすと前回書きました。今回はその会計士と良好な関係を築くにはどうしたらいいか書きます。
一番手っ取り早いのは、信頼できる会社秘書役、つまり海外法人設立サポート会社をキープしておくことです。会社秘書役は厳密には決算業務と無関係ですが、とはいえ、海外法人を活用されるお客さんの直接窓口は秘書役しかないわけですので、お客さんのニーズに対応するために、香港公認会計士と提携している場合が殆どです。
いい意味で類は友を呼びますので、いい会社秘書役は確実にいい会計士とつながっています。いい秘書役は、いいお客さんに良質な情報を提供して揉め事を事前回避するので、決算でドラブルを起こさないのはもちろんのこと、決算だけでなく、会計士といろいろな分野で業務提携しているので、会計士からみてお得意様のポジションにいます。なので会計士も多少の無理を聞いてくれたり、また他には出さない情報を共有してくれたりするので、いい秘書役はますます優秀な秘書役に育ついい循環が生まれるのです。
いい秘書役をキープできている前提で、さらに会計士の印象をあげる方法がもう一つ有ります。現金な考えで申し訳ないですが、それはずばり会計士を儲けさせることです。
頑張って事業を育て取扱高や取引回数が増えれば決算の内容が必然的に濃くなりますので、それで収益が安定していて、いい値段の決算費用を払ってくれるお客さんとしてのイメージをまず定着させましょう。
それはありきたり過ぎないか、と思われた方、さすがです。鋭いです。もちろんそれだけではありません。会計士をもっと儲けさせ、もっともっと香港法人のメリットを享受しましょう。
気になる方は弊社で香港法人を設立した上で、オプションサービスにお申し込みください。香港公認会計士の底力を垣間見る機会を提供させていただきます。
kaigaihoujin.yamaguchi@gmail.com