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2017年は、2010年頃から活発化したプライベートバンクの事業転換が一段落した年になりました。
列強資本系は事業撤退、ファミリーオフィス「サービス」化が進み、ブティック系は投資顧問、ファミリーオフィス、フィンテック等へと事業転換を果たしました。
業界全体が、伝統的な脱税幇助の競争から、本来あるべき資産保全・資産運用の付加価値の競争へ脱皮できたことで、今後数年の間で富裕層向け金融サービスの水準は格段に上がると思われます。
皮肉なことに、それは貧困格差をさらに広げながら達成されるわけですが。
次回はファミリーオフィスについて書きます。