オフショア銀行
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回のつづき⇒ 前回の記事から3年あまり時間が経ちました。 当時はまだまだ発展途上だった、 プエルトリコのオフショア銀行業界は、この3年弱の間に、 各種審査基準、送金インフラ、そして投資インフラの整備が進み、 安価なコ…
ameblo.jp 今年1件目の公開買収案件です。 法人登記国:不問(セーシェル、サモア、ベリーズ、BVI等の一般的なIBC)設立年月:1年以上法人状況:活動中 法人口座:あり(法域不問、ATMカード・インターネットバンキング有)口座利用履歴:凍結や犯罪調査さ…
2020年に入ってからも、海外口座凍結の動きは、香港・シンガポールの個人・法人口座のみならず、世界中のオフショア銀行で広まっております。 ここでいう口座凍結は、口座を一定期間以上触らなかったために、いくつかの機能が使えなくなる口座ロックではなく…
オフショア銀行は、原則として、経済制裁国以外で登記された海外法人であれば、 どの法域であっても、口座開設の申請を受け付けておりますが、 実務上は、親和性の高い法域の法人のほうが口座開設に成功しやすくなる、 あるいは、手続きが早くなるという現実…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ オフショアとオンショア間での送金審査が厳しくなる中で、 オフショアだけで取引を完結させる動きが出てきております。 商流の上流も下流もすべて一つの銀行、あるいは同一法域の銀行で口座開設することで、オフシ…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 香港法人を設立すると、香港で銀行口座を開設する、というのが一つの定石になりますが、国際ビジネスでの信用力と大きな節税効果を一つの器で手にしたい場合は、香港法人+オフショア銀行口座という選択肢が一考に値…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回のつづき⇒ 伝統的なオフショア法域と金融機関のみならず、後発のオフショア法域とネオバンクにおいても、KYCが日を追うごとに厳格化されております。 楽に法人登記と口座開設を行ないたい方は、特に急ぎましょう。 お客様が…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 従来、海外口座開設において、オフィシャルな要件の他に、銀行担当者の思惑、銀行全体のその時々の方針といった恣意性が成否に大きな影響を与えてきました。 審査ルールが明確化・標準化されるに従って、こうした側…
本ブログのよく読まれる記事一覧を見ると、海外口座を開設できるか、海外資産はどうすればバレないか、ということに関心を寄せている読者の方が相当数にのぼると感じます。 HSBC香港で個人口座の開設ができないから、海外法人名義で口座を開設できるのか、 …
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回のつづき⇒ 海外法人の口座開設全般について最後に書いたのが2016年8月ですので、あれからすでに1年半が経ちました。 この間、香港とセーシェルでは大きな会社法の改定があり、それに伴い、香港の銀行と主なオフショア…
外部環境が大きく変わりました。 プエルトリコでの口座開設に関心のある方は、 「その2」から記事をお読みになってください。kaigaihoujin.hatenablog.com 以下は、環境が変化する前の、「その1」のオリジナル記事になります。 CRS(共通報告基準)から少…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 2017年はオフショア銀行での口座開設ハードルが非常に上がった1年でした。また、欧州系資本の競争優位性が弱まり、第三世界資本の存在感が高まった1年でもありました。 激しい転換への対応に弊社含め、業界は…
海外銀行のコンプライアンスが厳しくなったと嘆く方は多いと思いますが、そのような方は銀行倒産の最悪の事態を経験したことがないのかもしれません。 銀行が倒産するということは一部政府保証分を除き、預金は消えてしまいます。そして銀行倒産は重度の社会…
社会には秩序が必要であり、オフショアの世界では、純然たる文書主義と金銭至上主義の徹底がそれにあたります。そのためオフショア法人についてのトラブルを解決するには、往々にして、たくさんの書類とたくさんのお金を準備しなければなりません。敗戦処理…
海外口座で一番有名なのはいまだにHSBC香港の個人口座ですが、有名であることと、価値があることの間に相関関係はありません。 HSBC香港の個人口座に比べて、プライベートバンクの個人口座やオフショア法人のHSBC口座のほうが、匿名性に優れ、扱える金額が大…
kaigaihoujin.hatenablog.com ⇒前回の続き HSBC香港を含めた香港銀行だけでなく、海外法人の口座開設に歓迎的だったオフショア銀行も、新規希望者への扉を閉ざしつつあります。審査に乗せるだけでも小さくはないコストがかかりますので、例えそれ以上の効果…
香港でオフショア法人の口座開設が非常に厳しくなり、また中国リスクを避けるために、UOB銀行やDBS銀行などシンガポールの大手銀行に押しかける日本人が増えてきましたが、返り討ちに遭っています。 シンガポールは一昨年、香港と時期を同じくして、香港より…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ これまで納税者視点でパナマ文書(パナマペーパー)を捉えてきましたが、国際政治の視点からパナマ文書を捉え直すとまったく違った世界が現れます。 勘の良い方は、不自然なほどダメージを受けなかった国が一つある…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ 銀行と電話でのやり取りがスムーズになるヒントを前回書きましたが、なんだかんだで、お客さまからは弊社に間に入って欲しいという要望が根強くありますので、弊社のスタンスについて書いてみたいと思います。 まず…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ オフショア銀行を選ぶとき、銀行の財務基盤に加えて「親和性」というキーワードが極めて重要になります。 法人登記国との親和性、ビジネスモデルとの親和性、 取扱額との親和性、取引先の国・銀行との親和性、 資産…
HSBC香港に口座をお持ちの方は、電話問い合わせでイライラされたことが1度や2度ではないはずです。日本語ではない言語で長い自動音声ガイダンスが繰り返された末、担当者になかなかつながらなかったり、要領を得ない回答がなされたり、折り返し連絡すると言…
銀行を取り巻く昨今の国際情勢、口座開設サポート業務内容の変化、外国為替市況などを踏まえ、海外法人サポートセンターでは、2016年11月より、法人口座・個人口座開設サポートの費用体系を一部見直す運びとなりました。 値段が上がる項目もあれば、安…
海外法人は、主に非居住者の利用を想定したサービスですので、距離が離れている分、対面で信用関係を構築しづらいわけですので、必然的に文書主義の色が強まります。 貿易で信用状取引をされたことのある方なら想像できるかもしれませんが、をこの文書主義が…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ これまでオフショア銀行の口座開設も、利用も費用が高いと書きました。 すると、インターネットで探し当てた他社で、値段そこそこで、苦労せずにオフショア銀行の口座開設ができた方から反対の声があがるかもしれま…
kaigaihoujin.hatenablog.com 前回の続き⇒ オフショアバンクについて触れることが増えたせいか、おかげさまで、オフショア銀行で口座を開設したいと問い合わせを頂くことが増えました。 しかしながら、オフショア銀行シリーズ第一回の記事で書いたとおり、多…
kaigaihoujin.hatenablog.com オフショア銀行と聞くと、大手銀行と比べて財務基盤が脆弱で、どこにあるのかも分からない島に登記されていて危ないという、印象を受けられる方がおります。オフショア銀行についての知識がなければ、危なっかしいところに資産…
2016年5月に、海外クレジットカードを偽装して、日本のコンビニATMで14億円とも18億円とも言われる大金が引き出されて闇へ消える事件がありました。 それを受けて海外クレジットカードのATMサービスに対応する各行が、2016年6月より、海外カードに…
前回:海外口座と相続問題 その4 - 海外法人サポートセンター の続き⇒ 相続税率が引き上げられて1年あまりがたちました。少しでも多くの資産を子息に残したいのは当然の親心ですが、これを最後の大仕事と捉えて最優先で取り組む経営者・資産家はあまり見か…
前回:オフショア銀行とは その4 - 海外法人サポートセンター の続き⇒ 主要国が解決に躍起になるほどの危ない事情のお客さんやお金を抱え込んだオフショア銀行には、当然ながら国際社会の矛先が向きます。(そういった銀行で運悪く口座を作ってしまった方の…
前回:オフショア銀行とは その3 - 海外法人サポートセンター の続き⇒ 世界には無数のオフショア銀行があるものの、日本人に提供されるのは、ごく限られた法域のごく限られたオフショアバンクしかありません。 供給側の理由は至って単純で、オフショア銀行…